【感想・ネタバレ】虚人の星のレビュー

あらすじ

外交官から首相秘書に抜擢された新一は、七つの別人格に苦しむスパイでもあった。その新一が仕える世襲総理松平定男は、凡庸な極右との前評判を覆し、米大統領をも黙らせる名演説で世間の度肝を抜く。しかし彼の内部にも奇妙な変化が現れて……。二重スパイと暴走総理は日本の破滅を食い止められるのか?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

7人の人格がいるレインボーマン。
のび太とドラえもんの総理大臣。
なんともぶっ飛んだ話なんだけれど、社会背景は至ってまともで深刻、この国を憂う。
実は本質は至ってまじめな話なのである。

といいながら、うまく表現できない自分がもどかしい・・・。

装丁が綺麗。文庫本も同じ?

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2021年06月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

実は初めての島田雅彦。特に理由はないのだけれど、今までなぜか読む機会が訪れなかった。

最初はもやもやさせられるのだけれど、途中からはエンタメ的な流れになって、ページを繰る手が止まらないくらい。
でも話が盛り上がってくるにつれ、不安も覚えはじめる。期待される話の流れに対して、残ページ数が足らない気がするのだ。大団円の長ぜりふは、おそらく作者がいちばん言いたいことだと思うのだけれど、その後の展開がなく終わるので、読後感も結局は中途半端なまま。村上龍ならここから第2巻まで話をふくらませるだろうに、トム・クランシーなら1話4巻物で大河ドラマ化するだろうに、実に惜しい(笑)

余談ながら、解説を書いている某「政治ジャーナリスト」もいただけない。何が「私の四半世紀の政治経験に照らしても、微塵たりとも違和感はない。」だ。総理大臣と官房長官が同時に訪米するということ自体に、違和感ありまくりだろ。と、ツッコミ入れてこの稿終わります。

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2018年07月08日

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