あらすじ
僕はささやきながら彼女の手を強く握りしめた。それから2人はずっと手を離すことはなかった――この一文で絶筆し、42歳の生涯を閉じた「カモちゃん」こと鴨志田穣。彼がアルコール依存症の治療前~がん闘病中に書いた未刊行原稿のすべて。小説「焼き鳥屋修業」はベッドから1枚1枚編集者に原稿用紙を手渡した。
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Posted by ブクログ
何回も読みました。
文章はとても丁寧で美しく、著者が思い描いている景色を寸分たがわぬ感じで思い描けるほどです。
そこに描かれているのは「生」であり、「感情」であり、現実です。
人間として生きていることを感じる1冊でした。
Posted by ブクログ
ある戦場カメラマンの自叙伝なのかな。どうしようもなくアル中な人で、奥さんや友達、仕事仲間に迷惑かけて、でも周りはやさしくて、本人もそれは知ってるけどどうしようもなくて。泣ける。
Posted by ブクログ
アル中であることは「酔いがさめたら~」を読んで知ったいたのですけれども、死亡に至るまでの過程がこの本には書かれている気がして…泣けました…僕は本を読んで泣いたことは一度くらいしかありませんけれども。そして、この本を読んで泣いたっていうのははっきし言って嘘なのですけれども、心情的には泣けた、そういうことにしときましょう。 ←は?? 社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
うーん、解説の伊集院氏が書いていたように何より文章が良い…そんなに小難しい語彙を多用している感じもありませんし、ただただ易しい語彙でもって読者に語りかけてます! 筆者にその心得はないのかもしれませんけれども、少なくとも僕はそのやうに解釈いたしました! ←は?? 社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
著者の書いたアジアパー伝というのも読んでみたくなりました…そして、僕も旅に出たい…つまらない現実を忘れて… ←え?? 社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
うーん、まあ、そんなわけで久しぶりに小説らしきものを読んでみましたけれども、よかったですね。本書が若干ノンフィクション寄り、だというのも影響しているのかもしれませんけれども…純粋なフィクションを楽しめる、心の余裕が今は無いというか…
ヽ(・ω・)/ズコー
Posted by ブクログ
『酔いがさめたら、うちに帰ろう』に続いて読みました。
つらくてどうしようもなくて飲んでしまって、
それが人を傷つけてまたつらくて…。
軽めの文章が、「依存症」「闘病」の
主に精神的なきつさをよりどっしりと感じさせます。
「焼き鳥屋修行」、最後まで読みたかったなぁ。