【感想・ネタバレ】冥の水底(下)のレビュー

あらすじ

市原玲人が、友人の光恵から見せられた写真には「狼男」が写っていた。忽然と姿を消した光恵を、玲人は息子の一真と探し出そうとする。時は30年近く遡る。山奥で暮らす、ある「力」を持った"マガチ"の青年シズクは、初恋の少女を追いかけて上京する。ふたつの時が交錯し、物語はあまりにも切ないエンディングへと疾走する。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

知り合いから見せられた狼人間の写真。マガチと呼ばれる者達の1人だという。合成を疑った医師の主人公だったが、その後、その知り合いは姿を消す。
心配になりアパートを訪れたことにより、殺人事件の犯人として追われる身となった彼は、息子と共に写真に纏わる謎を追うが……。

最後、シズクが山に取られて良かったと思う。
マヤコをあまりに崇高な存在にしてしまっているから、夢の中の理想のマヤコだけを想って逝けた方が、偽りのものかもしれないが幸せなように感じられた。

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2018年03月22日

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