あらすじ
絵で読む世界名作、絵で読むドン・キホーテ! 騎士道小説を読み過ぎたあげく、自分をさすらいの騎士だと思い込んだドン・キホーテは、世にはびこる悪をこらしめ、いとしの姫に手柄をささげるため、旅に出かけます。お供は、おいぼれロバのロシナンテと、ちょっぴり間抜けなサンチョ・パンサ。ラマンチャの大平原で繰り広げられる珍道中。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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Posted by ブクログ
起業家の必読書。我々はドン・キホーテなのかもしれない。物語のあたまのドン・キホーテが騎士だと目覚めて戦いに行くことを決める場面は課題解決のプロダクトの発案と決意に、道具と仲間集めや、周りの反応はそのまま起業時に、重ねて読めてしまう。特に周りの反応にはこういう心無い言葉に自分も出会ってきたなあ、仲間集めには周りにはドン・キホーテに見える自分によく仲間が集ってくれたなあと、昔の出来事が思い起こされ、絵本を読んでいる心境なんかじゃない、もっと深い心の何かに触れる。
それほど苦労しても、でもこのままドン・キホーテであり続けたいと思えるのは、以下の場面に落ち着くからだ。私は、私。ドン・キホーテであり続けたい。
「だんなときたら、自分の見たいものしか、見ようとしないんですから」
サンチョは皮肉たっぷり。
が、ドン・キホーテは、どこ吹く風。
「そうとも。なにごとも、のぞまなければ、手に入らぬのだ」……
「心の眼を開いてみよ、サンチョ。このラ・マンチャの大平原に、ほしいものは、なんでもころがっている」