あらすじ
俺は自分が嫌いだ。ズルい自分を変えようと決めたそばから、イジメを見て見ぬふりするような弱虫だから。俺に本当の仲間はいるのか?誰が自分を信じてくれるだろう。ままならない家庭の事情やシビアな友人関係に翻弄されながら、生きる上で大切なものを手にしようともがく少年の、葛藤と前進を描いた感動作。
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Posted by ブクログ
憧れとは異なる自分。恐怖に勝てない自分。咄嗟に自分を守ってしまう自分。前言撤回したくなる自分。
主人公の葛藤はわりと身近なものに感じた。積み重なり、弱さが明るみになったときの自暴自棄さ、それでも変わりたいと願った必死さ。
そして、それは憧れた相手、いけすかない相手も同じなのだと思わせてくれる。
弱さゆえの底意地が、個人的にはいいな、と思った。
ただ、冒頭の不良行動が頭に残っていると引っかかって共感しにくいかもしれない。