【感想・ネタバレ】友だちをいじめる子どもの心がわかる本のレビュー

あらすじ

大人の想像を絶するひどいいじめをする子。一人ひとりは悪い子とは思えないのに友だちをいじめているときは悪意のかたまり。本書では現実のいじめの実態にもとづき、なぜ友だちをいじめるのか、なぜクラス全員で特定のひとりをいじめる「いじめの構図」ができあがるのか、いじめられている子がなぜ親にも言わないで耐えているのかなど、いじめる子や加担する子、いじめられている子の心理を徹底解明。対応策も紹介します。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

いじめの問題は、大人に責任があるなぁって思いました。テストができたから、おもちゃを買ってもらえるというような条件付きの愛情。○○すべきという期待や圧迫に応え続けて心のバランスを崩してしまう。○○したいという欲求が満たされなかったり、欲求がわからなくなってしまったりして思春期に行き詰ってしまう。自分の存在に自信が持てないことがいじめの引き金になることがよくわかった。そして、モラルについても、大人がちゃんと教えているかということ。思いやりをきちんと育てているか。ドラマで斉藤さんをやっているけれど、うちの子にもよその子にもきちんと愛情を持って接し、良いことは良い、悪いことは悪いと言えたらかっこいいなぁ。努力より要領の世界では、生きる力が育たない。ノリや空気を読んでいて、考えられない子にならないようにしたいと思う。
加害者も被害者も自尊感情がないか、保てていない状態なので、その人の生を無条件に認めること。当たり前のことだけど、私はかけがえのない人間であり、他人もかけがえのない人間である。自分に自信を持つことは難しいけれど、人に自信をもたせるように行動することはできるかもしれない。そうやってみんなで相手を尊重し認め合っていけばみんなが自分のかけがえのなさを信じられると思う。子を持つ親に自発的に読んでほしい本です。

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2013年08月16日

Posted by ブクログ

目から鱗の情報は無かったように思う。こう言ってはなんだけど、DV同様にいじめる方になんらかの問題があって、たまたまターゲットにしやすい子を見つけて(これもまたDV同様にターゲットを見つける能力には長けている)行うのがいじめであって、加害者を更生させるような手立てが必要だと思うけど、今の日本の学校構造ではなかなか難しいなと改めて感じた。

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2022年09月04日

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