【感想・ネタバレ】NO推理、NO探偵?のレビュー

あらすじ

メフィスト賞史上最大の問題作!!私はユウ。女子高生探偵・アイちゃんの助手兼熱烈な応援団だ。けれど、我らがアイドルは推理とかいうしちめんどくさい小話が大好きで飛び道具、掟破り上等の今の本格ミステリ界ではいまいちパッとしない。決めた! 私がアイちゃんをサポートして超メジャーな名探偵に育てる! そのためには……ねえ。「推理ってべつにいらなくない――?」。

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ネタバレ 購入済み

ゆる~い短編集だけどメフィスト受賞作だからなんかあるだろうと思ってたら、取り戻した推理で改めて解決していく展開で、最後に犯人当てもあって、やっぱり一筋縄ではいかないところが面白かった。
電子書籍で読んだので残りページ数がーみたいなのは実感できなかったけど、何ページの何行目って説明にハイパーリンクでも貼っとけってツッコミは、実際注釈にリンク貼ってあって電子ならではのメタを楽しめた。
物語から現実に引き戻されるのでメタは嫌いって意見も分かるけど、物語の世界と現実世界が繋がって一緒に楽しめる感じのメタが好き。

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2019年12月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

名探偵アイちゃんが推理能力を失ってしまい、助手の「私」は「推理しないミステリー」を模索してアイちゃんを振り回すという、いわゆる「メタ推理」物。
日常ミステリー、アクションミステリー、エロミステリー(!?)と、さまざまなジャンルに挑戦していく短編集で、各話に推理要素はほとんどないが、最後の章で推理能力を取り戻したアイちゃんが今までの話を推理だけで解決していくのは爽快。
推理能力を失った探偵に対する助手の言葉は辛辣で、ともすれば推理に興味がない、ミステリーに興味がないようにも思えるが、最後の最後でミステリーに対する愛を見せる。

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2019年08月09日

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