あらすじ
「大事な人ができました。さようなら。」そう書き残して、彼女は消えた。俺と猫を残して――。海の見える街で暮らす優生は、グラフィックデザイナーとして成功することを夢見ながらも、かなわず鬱屈とした日々を過ごす。彼女の茜にも出ていかれ、どん底の優生だったが、猫がきっかけで思いもよらぬ世界が広がって…!? 雑誌掲載時に圧倒的共感を呼んだ前後編読み切り「家族前夜」前編も同時収録。
...続きを読む感情タグBEST3
大人になって日常の煩雑さに埋もれて、大切なことを見失いがち。でも失って初めて、その大切さに気が付かされる。付箋メモに彼女の愛を感じるし、猫ちゃんを通してのやり取りがせつなくも愛おしい。
なんだか切なくて寂しくて…
優生の気持ちや茜の気持ちおせっかいもスゴくわかって。気まぐれと思われているネコを介しているからか、どこか優しく、ゆっくり流れるようなお話。
がんばれ優生。
すごくインパクトのある導入で惹きつけられて、ネコが絡みながらもちょっといろいろ考えさせられて、ハラハラします。