【感想・ネタバレ】必ず、愛は勝つ! 車イスサッカー監督 羽中田昌の挑戦のレビュー

あらすじ

小学生の頃から全国レベルで活躍した少年は、1983年1月のサッカー全国高校選手権で圧倒的な存在感を示し、人気漫画「オフサイド」のモデルとなった。だが、その8ヵ月後、事故で下半身不随になり、欧州でプロになるという夢を奪われてしまう。どん底まで突き落とされた彼を絶望の淵から立ち上がらせ、世界初の車いすのプロサッカー監督にしたのは、おおらかで強靭な愛の力だった。

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Posted by ブクログ

この本を読むのに半年ぐらいかかった。
トイレに置いておき、気分が向いたら読む。

本好きな私がなぜこんなに時間がかかったかというと、たぶん、3つ。
サッカーという興味のない話だったから。
専門用語が入ってくるから。
文章が面白くない部分が多かったから。

でも全体を通すと暖かい、羽中田昌さんという人間性を通して自分も頑張らなくちゃ!と思える良書です。

最後まで読み切れたのは面白い部分もちょいちょい挟まっていたから。

ただ長い。中だるみする部分も沢山。
かなり分厚いので持ち歩いて読む気力はなかった。

男の人にはとても楽しい本なのかもしれない。

女性からすると奥さんがとても素敵。私も、料理上手な奥さんとして家族を支えられる人になりたい。(絶賛旦那募集中)

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2019年11月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「自分が諦めなければ夢は逃げない」
羽中田が言うからこそ説得力がある。きっと気持ちはグラウンドを走り回っていた高校生のままなんじゃないかな。いやもっとピュアになっているのかも。ボールを蹴れなくてもサッカーのそばにいたいというのは本当に好きに違いない。そして自分に対して真っ直ぐだ。嘘は言えない人なんだと思う。「夢」っていう言葉は、聞こえがよくてイメージもいい。連発すると偽善ぽく感じるから、日常はあまり使わない。でも、夢に向かって本気に取り組む人が使うと、まわりに勇気を与えてくれる言葉だ。ホントは誰だってそういう夢中になれるものを見つけて全力を出したいんだと思う。そうすれば毎日が充実して一日一日を無駄にしないで大切にするだろう。時間つぶしに悩んだり浪費することなんてこともしないだろう。
五体満足なオイラはその身体を使い切ってるだろうか?身体も頭も使わなければ衰退していく、鍛えればさらに上の次元の働きをしてくれる。健常者だからそうするべきとは思わない。人それぞれの価値観だ。羽中田の生き様には、夢を追いかける人の迫力や躍動、若々しさを感じる。多分この人は生涯がずっと青春なんじゃないだろうか。
タイトルは「愛は勝つ」、奥さんの名前は「まゆみ」、KANが喜びそうだ。

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2017年12月17日

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