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Posted by ブクログ
佐々野香菜はしゃべるのが苦手な5年生。仲良しグループの友達とも、あまりしゃべらない。でもみんなは、香菜はしゃべらないけど、優しいいい子だと知ってくれている。
香菜はしゃべらないぶん、たくさん本を読み、いろんな事を考え、ゆっくり推理するのが好きだ。
そして、みんなが困ったことにならないよう、こっそりみんなを助けていたりする。
そんな香菜のクラスに転入生・広瀬くんが来た。広瀬くんは転校初日から「友達は作る気がありません」というかんじで、誰とも仲良くなろうとはしない男の子だった。でもサッカーが得意で、本もたくさん読んでいる子だった。
広瀬くんも香菜はほとんどしゃべらないけど、いろんな事をよく見ていると気がつく。
そして、学校でおこっている「ちょっと困った人」をこっそり助けるようになっていく。
広瀬くんがサッカーを通して、クラスの男子たちとも仲良くなってきたころ、ある噂が広がる。
広瀬くんは前の学校で、同じサッカーチームだった後輩の子に、試合で負けたことを責めて、城山で事故に合わせたというのだ。
香菜は、広瀬くんがそんな人で無い事をみんなに訴え、それを証明しようとする。
児童文学だけど、「不思議」抜きのリアルな、推理もの。
で、友情と成長もの。