【感想・ネタバレ】『老子』 その思想を読み尽くすのレビュー

あらすじ

『老子』には、「無為自然」「道」「徳」の根本思想、「小国寡民」「無為の治」の政治哲学、「不争」の倫理思想、養生思想など、古代中国の思想の根幹がある。本書は、『老子』の諸思想を総合的・体系的に解明し、その諸思想の内容を分かりやすく解説。充実の【注】は、『老子』成立の諸事情と思想の内容にも深く立ち入る。原文全文と【読み下し】【現代語訳】も収録。『老子』の初学者から専門家までをカヴァーする決定版。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

本書ではその前半で老子の生きた時代背景と、『老子』という書物の成立過程を見ていきます。そしてそこから著者は「倫理思想」「政治思想」「養生思想」「自然思想」と大きく4つのテーマに分けて『老子』の思想を見ていきます。

とてつもないボリュームです。この本ではかなり詳しく老子について語られます。注も充実しています。

入門書としては正直厳しいのではないかというのが私の思う所ではありますが、より詳しく老子について学んでみたいという方にはぜひおすすめしたい作品です。

また、この本とセットで蜂屋邦夫著『老子探究 生き続ける思想』もおすすめです。こちらは老子と政治、国家、時代背景についてより詳しく知れる作品です。

0
2024年08月23日

Posted by ブクログ

20世紀末から今世紀にかけて新たに発見された古文献がどのようなものか,積年の気がかりだったのだが,この本はその疑問にぴたりと応えてくれた.ちょっと嬉しい気分.

0
2017年06月15日

「学術・語学」ランキング