あらすじ
手の込んだ脱税が増えていく一方、マルサを希望する若手税務職員が減ったと言われて久しい。彼ら「職人」たちは、いかにして脱税を嗅ぎ取り、その端緒を掴み、大口かつ悪質の脱税をひも解いていくのだろうか? マルサの男に狙われる人・会社の特徴とは?刑事さながらの張り込みや尾行、強制調査によって脱税者をとっちめる、マルサの男たちのドラマが今、幕を開ける。
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Posted by ブクログ
東京国税局のマルサ経験者である著者が、守秘義務とのギリギリの兼ね合いの中で、脱税事件に係る5つの査察事案について忠実に再現。著者のデビュー戦であるフィリピンパブでの事案、「原発から流れ出るカネ」が絡む事案、「悪さをする約束手形」が絡む事案、FXとタックス・ヘイブンが絡む事案、「口座売買屋の暗躍」が絡む事案が取り上げられている。
守秘義務の壁があり、あまり内実が知られていないマルサの実態について、査察官同士の会話の再現など、かなり臨場感あふれる形で描かれていて、なかなか面白かった。マルサのまさに職人ともいえる仕事ぶりを垣間見ることができた。
Posted by ブクログ
マルサの仕事、頭脳とともに体力も必要だな…想定通り査察が進むとアドレナリンがビューーー!っと出るとあった。分かる気がする♪もっと知りたいもっと読みたいと思った。