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手の込んだ脱税が増えていく一方、マルサを希望する若手税務職員が減ったと言われて久しい。彼ら「職人」たちは、いかにして脱税を嗅ぎ取り、その端緒を掴み、大口かつ悪質の脱税をひも解いていくのだろうか? マルサの男に狙われる人・会社の特徴とは?刑事さながらの張り込みや尾行、強制調査によって脱税者をとっちめる、マルサの男たちのドラマが今、幕を開ける。
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Posted by ブクログ
東京国税局のマルサ経験者である著者が、守秘義務とのギリギリの兼ね合いの中で、脱税事件に係る5つの査察事案について忠実に再現。著者のデビュー戦であるフィリピンパブでの事案、「原発から流れ出るカネ」が絡む事案、「悪さをする約束手形」が絡む事案、FXとタックス・ヘイブンが絡む事案、「口座売買屋の暗躍」が絡...続きを読むむ事案が取り上げられている。 守秘義務の壁があり、あまり内実が知られていないマルサの実態について、査察官同士の会話の再現など、かなり臨場感あふれる形で描かれていて、なかなか面白かった。マルサのまさに職人ともいえる仕事ぶりを垣間見ることができた。
マルサの仕事、頭脳とともに体力も必要だな…想定通り査察が進むとアドレナリンがビューーー!っと出るとあった。分かる気がする♪もっと知りたいもっと読みたいと思った。
査察部のリアルな仕事内容を記述しているのは面白かった。質問検査権で得たものを、犯則調査へと流用することに興味があるので、税務署から査察連絡があること、その「調査概況を説明するための資料」(185頁)が税務署から査察部に渡されるらしいと普通に書いてあったことに、おーやっぱりそうなのかー、となった。その...続きを読む中身がどの程度なのかが気になったが、そこまではわからない。基本的に机の上でお勉強するだけの人なので、現場の人の話は興味深い。
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上田二郎
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