あらすじ
みなさんもご存じのミッキーマウスを始め、様々なキャラクターを創り出し、ディズニーランドなどのテーマパークも運営して、今やアメリカの大衆文化の象徴と言えるディズニーという会社は、このウォルト・ディズニーからすべてが始まっています。この本は、この巨大なエンターテイメント王国を創り上げた天才的な男、ウォルト・ディズニーの波瀾万丈の一代記です。
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Posted by ブクログ
ウォルト・ディズニーという名を知らない人はおそらくこの日本にもほとんどいないと思う。
沢山の愛されているキャラクターを作り出したその彼の伝記。
知っているようで知らなかった事を沢山知る事ができた。
兄のロイをはじめとする家族への愛、好きなものへの並々ならぬ拘り、ウォルトの厳しくも優しい人間性。
自分が作りたいもの、より大衆が好きなものをとことん突き詰めていくのがディズニー流のものづくりの姿勢。
1番興味深かったのは戦時中のディズニーの動向。
当時としての社会への貢献として、税金を納める大切さを説いたものやナチスに対するプロパガンダアニメが作られていたようだ。
さすがにこれは今公式では見れないが、YouTubeなどでは見る事ができる。とても興味深い。
こういった歴史があるからアメリカの大衆に広くディズニーが知られているというところにも納得。
やはり現代に多大なる功績を残した偉人の伝記からは学ぶものが沢山ある。
ディズニープラスで古い作品も沢山見れるので、見た事の無かった古い作品もこれから見ていこうと思う。(蒸気船ウィリーなども見てみた。これが戦前に作られていたなんて)
行った事が無かったディズニーランドに初めて行ってみようと思った。
今度妻を誘ってディズニーランドへ行こうと思う。
Posted by ブクログ
久しぶりに本格的な伝記を読んで、とても面白かった。
アナハイムもオーランドも行ってみて思うのは、ウォルトの理想のディズニーランドは、日本にあるのではないかと思った。
もちろんアメリカのディズニーには、本書で歴史が語られているようなアトラクションもあり、ホスピタリティにも素晴らしい面があったが、中にはダレている従業員も見かけたので、そんなことを思った。
ディズニー好きには是非読んで欲しい伝記だ。
Posted by ブクログ
幼い頃からディズニーの映画に魅了された。それは大人になった今でも変わらない。だが恥ずかしながら、ウォルト氏がここまで偉大な人物だったとは知らなかった。ウォルト氏の諦めない姿、自分の発想を具現化するまでの弛まぬ努力、周囲を巻き込みウォルト氏の世界へ引き込んでしまう圧倒的な魅力に脱帽である。中でも個人的に一番心に残ったシーンは、妖精、ハチや小さい昆虫などの挿絵が載った児童向けの本をウォルト氏がヨーロッパから持ち帰った際、スタッフに宛てたメモに書かれていた内容だ。「こういう不思議でかわいらしい雰囲気に、僕はヨワいんだ。こんなキュートな登場人物をみんな織りこめるような、ちょっとした物語を作ろうと思っていろいろ考えているところだ。」ウォルト氏がこのような世界観をいかに愛し、心から楽しんでいたのかが伺える一文である。
また、本書はカバーを外した表紙も美しい。深みのある赤色で余計な装飾は一切無し。本の背に金色の文字で書かれている「Walt Disney」の文字がこの上なく美しい。これらの色使いは、どこかミッキーを思い出させる。見ているだけで心が温かくなり、外見も内容も大満足出来る良書である。
Posted by ブクログ
初めて知ることも多かった。冒頭の、いつから大人になるのかや大人の誰だって子どもになれるというフレーズが印象的。今もこれからも人を魅了する力があり、本当に天才。スティーブジョブズとの共通点も垣間見えた