【感想・ネタバレ】漢詩鑑賞事典のレビュー

石川忠久

教養の基礎、詩情の源泉を味わう必携の事典 古来日本文化の根本であり続けた漢詩。古代の『詩経』、漢の高祖から現代の魯迅まで、さらに日本の名詩も鑑賞できる｢読む事典｣。｢漢詩入門｣など付録も充実。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。

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漢詩鑑賞事典
講談社学術文庫 1940
編：石川 忠久
出版社：講談社

900頁に及ぶ労作

詩経、文選、楽府詩集を除き、時代順、詩人まとめになっている
網羅性はそう高くはないが、解説が詳細で分かりやすい。そういう意味ではまさに事典。
知らない詩人がたくさん掲載されていて、参考になった。

　詩人の説明
　　・時代
　　・詩人の解説
　各詩の紹介
　　・漢文（原文）
　　・訓読
　　・現代文
　　・用語解説
　　・鑑賞
　　・補説

目次も時代区分から、詩人の名前、掲載している詩までがのっていて、探しやすい
漢詩の題は、長いもの、同じ題のものが多いので合わせて初句（漢文）が併記されている

索引も凝っている
　・作品索引
　・詩形別索引
　・人物索引
　・主要成句索引

目次

はしがき
凡例

漢詩鑑賞事典
　漢（前202～220）
　魏（220～265）
　東晋（317～420）
　劉宋（420～479）
　南斉（479～502）
　唐（初唐）（618～710）
　唐（盛唐）（711～766）
　唐（中唐）（767～826）
　唐（晩唐）（827～907）
　北宋（960～1127）
　南宋（1127～1279）
　金（1115～1234）
　明（1368～1644）
　清（1644～1911）
　現代（1912～）
　詩経
　文選
　楽府詩集

漢詩入門
日本の漢詩
詩書解題
中国文学史年表
漢詩鑑賞地図
索引

ISBN：9784062919401
出版社：講談社
判型：文庫
ページ数：896ページ
定価：2850円（本体）
2009年03月10日第1刷発行
2021年02月03日第20刷発行