【感想・ネタバレ】猫のよびごえのレビュー

あらすじ

自宅の猫たちと仕事場の猫たち、皆がいっしょに暮らせるよう移り住んだ静岡県、熱海の家に、また新たな猫がやってくる。海岸で出会ったきわめて人なつこい猫。「ネムちゃん」という名があまりに似合わずネムリ・キョーシローと名付け直した不細工猫。次々にやってくる新参猫に加え、一階で保護犬を飼い始めると猫たちは激怒して……。なにげない出来事を積み重ね、愛おしい日々を、人と猫とで生きていく、傑作エッセイついに完結!

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Posted by ブクログ

他の小説作品からは読み取れない町田康の生の人間性に触れられるエッセイ。
猫にかまけてから続くシリーズ最終巻。
相変わらずの町田康らしい独特な言い回しや比喩表現がありながら、常に自分より猫を上の立場に置き、猫のための苦労をなんやかんや言いながらやってあげる愛情の深さ、優しさ。
町田康を知らない人にも勧めやすい作品ではないでしょうか。

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2019年01月08日

Posted by ブクログ

猫エッセイ最終巻だそうだ。こんなにも無私の精神で猫に隷属する著者が信じられない(良い意味で)。今回は人間に馴れているグループの話が中心だったが、それでも先住猫と新参猫とが繰り広げるドタバタが楽しい。カバー写真のビーチの雰囲気が、柄をサバトラにしたら我が家の猫とそっくりなので笑ってしまった。

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2017年08月17日

Posted by ブクログ

独特の文章が癖になる。好きなシリーズだから読み終わってしまうのが寂しい!!と思っていたけど、まだまだこの先も猫たちと町田氏の生活が続いていくんだなと思うと何も寂しがることはないじゃないか、と思い直した。

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2021年06月27日

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