あらすじ
中国軍は、あなどれない。日本は必ず巻き込まれる。はたして勝者は? 自衛隊元最高幹部が、「台湾」「南沙諸島」「尖閣」「南西諸島」の4つのシナリオを用いて米中戦争・日中紛争を正面から論じた初の本。日本はいま、この時代に何をなすべきなのか?
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Posted by ブクログ
米中戦争 そのとき日本は
刺激的な内容を煽ることなく論理的に分析している良書だと思います。
基本的には米国のランド研究所のシミュレーション結果に基づいて書かれていますが、今まで知らなかったことも多く、勉強になりました。
中国が海洋進出しようとすると日本列島を含む第一列島線を突破しなければならない現状を踏まえるとともに、覇権国家を争い近い将来米中が合対峙する可能性を上げながら、現状での戦力分析をスコアカード形式でわかりやすく解説してくれています。
シミュレーションとして、南沙諸島、台湾、尖閣などの結果が挙げられており、現在でも台湾有事の際には米国は不利であることが示されています。
それよりももっと衝撃的なのは、米国は中国のミサイル攻撃の第一撃を避けるため、第一列島線から退避するのが、基本戦略であることです。
米国が反転攻勢に出るまでは自力で持ちこたえなければならない・・・
憲法議論が賑やかしくなってきましたが、こういった分析結果を基に、日本も対応を冷静に検討する時期に来ているのかもしれません。
竹蔵