あらすじ
「いつも肩がこっていて頭が重い」「ずっと頭痛がしてなかなかすっきりしない」――こんな悩みを抱えているとしたら、緊張型頭痛です。緊張型頭痛は日本人にもっとも多い頭痛ですが、薬を飲んでいても、なかなかよくならない人が多いのです。スッキリ治すためには、頭痛の原因や背景を踏まえた治療が必要です。本書では、緊張型頭痛を3つのタイプに分け、頭痛専門医が治療法をわかりやすく解説します。
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Posted by ブクログ
民間療法を薦める本ではない。主に「緊張型頭痛」と「片頭痛」の仕組みと、その場合の医療機関の対応方法を解説している。
この2つの頭痛、大きく分けると「慢性的に、全体的に痛む」のが緊張型で、「発作的(たまに)、頭の片側だけが脈拍と共に痛む」のが片頭痛だそうだ。この両方を持っている人もいて、どちらが「主犯」かで治療方法も変わってくる。
自分は子供の頃からたまに片頭痛がある。以前、血管が収縮して痛むのかと勘違いしていて「血管を広げれば止むか」と試しにワインを飲んだら激痛になった経験があった。本書によると全く逆。加齢と共に血管が収縮していくと片頭痛の発生もなくなっていくものらしい。
市販薬の解説もあるが、痛みが酷いときはやはり医療機関を訪ねるのが一番。その際は自分の症状を冷静に把握しておくことが必須。