感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2023年03月28日
今こそサッカーの話を、というわけでもないが、Wカップを制したアルゼンチン。言わずと知れたサッカー強豪国であり、メッシ、バティストゥータ、アグエロ、ディ・マリア、テベス、そしてマラドーナといったストライカーを量産する国である。これほど「点取屋」が多いのは、なぜか。小さな頃からの競争環境と意外なほど丁寧...続きを読むなケア、成長を支えるピラミッドが完成していること、指導者も一流であることなど、かなり綿密に分析されている。これは、サッカー選手だけでなく、起業家育成にも通ずるものがある。とても参考になる一冊。
Posted by ブクログ 2017年09月03日
この本はアルゼンチンのサッカー界においてストライカーをいかに育成しているのかというテーマが中心の本です。
選手の発掘から始まり育成に至るまでのプロセスについて書かれています。また、アルゼンチン人のサッカー観についても書かれています。
個人的にはアルゼンチンのサッカーは守備が固いイメージで、攻撃よ...続きを読むりも守備を重視するのかと思っていましたが、アルゼンチン人においてサッカーとはゴールを決めることであり、子供のころはみんながフォワードをやりたがるということが意外でした。
サッカーの育成にかかわっている方は特に新たな視点が得られるのではないかと思います。
Posted by ブクログ 2011年08月02日
アルゼンチンのサッカー環境について描かれております。
特に育成環境ですね。
タイトルと完全に一致するかと言われたら微妙なんだけど、アルゼンチンの育成環境を知るにはいい本ですな。
Posted by ブクログ 2013年02月13日
アルゼンチンで長年サッカーを見続けている人が、選手や関係者の言葉を基に如何にアルゼンチンではストライカーが排出されているかを追った書物。選手だけでなく如何に才能を見抜くコーチ陣が充実しているかが分かる。これは日本人も長い年月をかけて選手だけでなくスタッフの育成が大事である事が分かるんじゃないかと思う...続きを読む。ただ、近年アルゼンチン国内から有名な選手が出ておらず、ユース年代では結果が低迷している事は、スタッフを入れ替えたり、サッカー以外にも楽しみが増えた以外にも何かありそうな気もする
Posted by ブクログ 2012年01月22日
アルゼンチンサッカーで天才と呼ばれるストライカーが生まれる背景には、ただ単に貧乏から来るハングリー精神というわけではなく緻密な計算や育てる環境があってこそだということがわかりました。
この本を読んで思うのはただ好きなだけでは限界があり、緻密な計算や計画で限界を乗り越えられるのかなあと思いました。...続きを読む
面白かったです。
Posted by ブクログ 2011年09月01日
ストライカーというエゴイストのメンタルを知りたくて手に取った.ここで挙げられてたのは「コンペテンシア」と「レジリエンス」.簡単に言えば「競争」と「逆境をプラスに変える力」のこと.とくに後者はテベスやアグエロに顕著にみられるものらしいが,自分はそれをスラム街からのハングリー精神かと思っていたが,それと...続きを読むはまた少し違うようだ.モノが豊かでハングリー精神が無くてもレジリエンスというのは持てるらしい(中流階級のサビオラがそれを示している).あとは価値観の違い.途中クロスを上げてアシストした選手とゴールした選手のやりとりがあったが「(アシストした選手に向かって)見たか!クロスくれれば決めると言ったろ!」「ああ!でもそれじゃ俺がつまんないじゃないか!!!」というシーンがあって少し笑ってしまった.とにかくシュートをするというそこまでの攻撃の全てのまとめとなる最も責任ある行動を一番楽しくて快感な行動だと認識しているという点では,環境が違うなと思った.ともかく強いストライカー,強いメンタルは一朝一夕ではできず,環境や指導者が重要なようだ.自分にビジネス面でどれだけ生かせるか,と思ったけど,うーん… ただ厳しい競争の環境に身を置き,コンプレックスをモチベーションに変えて頑張れば強いメンタルはできそうなので意識したい.