あらすじ
東大生・京大生に一番読まれた本の著者が、幸福にとって何が欠かせないか明快に伝授。いわく「前列人間より後列人間になれ。自己宣伝しないとと思うのは浅い考え」「知識がありすぎると考える力がつかない」「傷ついたリンゴは甘い。コンプレックスや苦労をどうとらえるかが大事」ほか、豊富なエピソードをユーモアもときに交えて紹介。外山先生が導きだす逆転の価値観こそ、本物の「生きるための方程式」です。
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Posted by ブクログ
「思考の整理学」で著名な外山滋比古の文庫本。自身の幼くして母親を亡くしたことという、大きな不幸からの、所謂マイナスからのスタートから、人としていかに生きていくべきかの発想を教示してくれている。
難しい言葉でなく、読むものに語りかけるようであり、かつ実は真実を突いているものと思われ、それはまさに著者自身の実体験、生き方そのものだから説得力が言うまでもない。
何処か壁などに衝突した時になど読み返したい本である。
Posted by ブクログ
ある事象を別の方から、逆方向から見てみる、という考え方、生き方もアリだなぁ。時間をおいて読み直したい。
■前列人間と後列人間
■桃李不言、下自成蹊
■浜までは海女も蓑着る時雨かな 滝瓢水
■蔵売って日当たりの善き牡丹かな 滝瓢水
Posted by ブクログ
これを読むと失敗は恥ずかしいものではない、逆に歓迎されるものと感じさせる。親はいない方がいいのかとも思ってしまった。一方で逆境に耐えられない者もいるだろう。社会はその様な者にとって優しい場所ではなくなっている様に感じる。