【感想・ネタバレ】東京裁判のレビュー

あらすじ

「東京裁判から60年。ようやく〈事実〉に基づく、冷静かつ実証的な研究がなされる時代がきたとの感に打たれた。〈歴史〉が待ち望んでいた書だ」――保坂正康(ノンフィクション作家) 東京裁判は「国際政治」の産物以上のものではない。イデオロギーを排し、「文明の裁き」と「勝者の報復」をめぐっての不毛な論争に終止符を打つ。第30回サントリー学芸賞<思想・歴史部門>受賞作。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「共同謀議」という概念の導入により被告を一網打尽にすることができたが、裁判は長期化した。この東京裁判を受容することは日本側にとっての安全保障政策であって、戦後政治と対米協調への移行をスムーズにし、「東京裁判史観」は学問的な概念ではなく、また「自衛戦争論」や東京裁判否定論を言ってみても、それは東京裁判の法廷審理を国内的次元で再現することにしかならないと言う。

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2016年08月13日

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