【感想・ネタバレ】貸本漫画集 化烏他 水木しげる漫画大全集のレビュー

あらすじ

そのカラスは、ムー大陸から飛んできた……。貸本漫画の傑作「化烏」の他、「怪談幻行燈」「怪談青葉の笛」の三作品を収録。「怪談青葉の笛」はなんと、保管されていた超貴重な原稿が大量に発見され、史上初の貸本ニューマスター版として本全集で初めて蘇った。「水木しげる漫画大全集」―半世紀以上にも及ぶ漫画家生活初の集大成。「ゲゲゲの鬼太郎」「悪魔くん」「河童の三平」などの代表作から、貸本時代、風刺、戦記など様々なジャンルに及ぶ水木しげるの漫画作品を、京極夏彦責任監修の元、完全網羅。最新デジタル技術を駆使し最高画質を達成。第1期33巻。

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Posted by ブクログ

全集版の「化烏」。
『化け烏』(水木しげる著)を最初に読んだのは、1975年。東考社の桜井文庫(A6版)である。
文庫判の漫画本の最初は、1975年のこの本であり、このことは版元も自負していたので間違いない。75年初頭か前年に東京都国分寺市の東考社に、他のと合わせて3冊まとめて予約に行ったら、1冊何か貰った。新書判の『噂の武士』だったかもしれない。東考社は引越先が決まっていたので、できた本の奥付は埼玉県の新住所になっている。
文庫版漫画は、すぐに二見書房が続き、翌年には大手の講談社や小学館そのほかが参入。当時は、作品はすでに定評のあるものを集成したものが主体で、つげ義春、あるいは大島弓子の少女漫画なども、老若男女に広く読まれることになる。

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2018年08月10日

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