あらすじ
オリンパスは金融プロ集団に食い尽くされる寸前だった! 内部告発者の協力を得て、たった一人で疑惑を追及し、海外ファンドを巧妙に利用した壮大な粉飾スキームの全貌を暴露。不正の温床はどこにあったのか? ジャーナリズムの真価を示した経済ノンフィクション!
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Posted by ブクログ
ジャーナリズムに賢しらな正義は要らない。ザッへ(出来事)に肉薄するのみ。
オリンパス事件を追い続けた山口さんのノンフィクション作品。上記は山口さんを応援し、共に事実を追い求めた阿部さんの一言である。
この言葉こそジャーナリズムの本質で、今のジャーナリストが忘れかけているものだと感じた。淡々と事実を追い求める真摯な姿勢には職業は違えど見習うべき点は多く、反省しつつページをめくることになった。
著者がどのように事実に迫っていったかは、正義に突き動かされた個人個人の力によるところが大きい。
是非読んでいただきたい一冊です。
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#2016年77冊目