【感想・ネタバレ】寂しい丘で狩りをするのレビュー

あらすじ

映画のフィルム・エディターの野添敦子は、かつてレイプされて告訴した押本史夫の逆恨みに脅え、女性探偵の桑村みどりに出所間近の押本の尾行を依頼する。みどりもまた交際していた久我の暴力に苦しめられていた。予想どおり出所するや否や敦子の行方を執念深く調べ始めた押本の足音が刻一刻と迫る……。

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Posted by ブクログ

いろいろ調べていたら、この本を知ったので読んでみた。

JTの女性社員が逆恨みで殺された実際の事件をモデルにした小説。

実際の事件はひどい内容だった。被害に遭ったことを警察に通報し、自分が逮捕されたことを、被害者に裏切られた、と加害者が恨みを募らせて被害者は殺された。
小説なので、実際の事件とは違って、被害者が加害者が出所したこと、自分が恨まれていて殺されそうということを知り、女探偵に調査を頼む。その探偵自身がストーカー被害を受けているという設定。
なぜ女探偵は警察に通報しないのだろうか?と思った。不法侵入や傷害など実際に被害に遭っているのに。何か合理的な理由があるのかと思ったら、特になかった。
最後の決着の付け方もスッキリしなかった。本筋と関係ない映画の話が長いので飛ばして読んだ。

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2024年06月08日

Posted by ブクログ

過去の読書メモで高評価を付けた(籠のオウム、4.5)作家の探偵小説。正統派スタイルの作家らしく、主人公と犯人の二人が奇しくも同じ映画フィルムに関わる仕事をしているのだが、その辺りの描写(京橋のフィルムセンターとか、山中貞雄監督のサイレント映画とか)がとても詳しく安心してよんでいられる人である。
3.5

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2021年06月16日

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