あらすじ
大学生の城山義元は、空を見ていた。やりたいこともなく、ただ友人とつるんで毎日を過ごす。そこに現れたのは"天気オタク"の女の子だった。空が、友人が、猫が、歌が、写真が、彼女と過ごした時間が、義元の上に降り積もる。特別なことは起きない。それはだめなことなのか? 就職活動が始まる。何を話せばいいのか? 漠然と、好きなことをやりたいと思う。それは甘い考えなのか? この小説が、答えだ――。
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Posted by ブクログ
彩雲、笠雲、吊るし雲、環天頂アーク、幻日、グリーンフラッシュ。とにもかくにも空を見上げたくなる一冊。
「いいんじゃないですか」が口癖で何事にも自己主張が薄い大学二年生の義元。空に心惹かれてやまない友恵との出会い、そして彼女の言葉が、彼に変化をもたらしていく。
人生は取捨選択の結果、だから今の自分に言い訳はできないはず。色々な出会いに恵まれ、自分たちが積み重ねてきた時間に、「これでいいのだ」と言おう。
大学生が読むといいかもしれない。
Posted by ブクログ
301ページで涙の雨が降る!
というオビに、こんなに苦笑させられたのは初めてである。
思えば、◯ページで涙!商法?の先駆けは『西の魔女が死んだ』ではなかったかと思う。(違っていたらごめん)でも、あれは、確かに泣けた。
ストーリー自体は読みやすくて、就職活動をしている大学生にとっては、きっと何かを感じる一冊になるように思う。
けれど、何をテーマとしているのかは分からなくて、魅力が散漫な印象も否めなかった。
私としては娘の「デスペラード」シーンのほうが、良かった。
そんなわけで256ページも、必見です。