あらすじ
新天地・幼稚園にあこがれて失望した子供時代から、結婚生活、学問、と失望を繰り返してきた。数え切れない夢が破れ、今ではわずかに「大哲学者として尊敬を集めながら名ジャズピアニストとしても活躍する武術の達人」になる夢しか抱いていない。笑う哲学者ツチヤ教授が初めて語る、爆笑の失敗人生記。
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Posted by ブクログ
久々に面白いエッセイストを見つけて嬉しい。少しずつ読むのにとても良いタイプの人。
個人的に良いエッセイストとは言葉の切れ味(笑いのセンス)と話の中に専門性、もしくは独自の視点があることだと思っているので、全体的にヒットしている。
面白いというか一番、刺さったのは「目標を立てても人生に意義が出るとは思えないし、どうせ目標を立てても達成できないし」アリストテレスの専門家がこれを言ってるのがとても面白い。
Posted by ブクログ
著者のエッセイって昔大好きだったんだけど、ちょっと食傷気味というかマンネリ感を感じてしばらく遠ざかっていた。
久々に読むと、いや面白い。ついついぶっと吹き出す箇所なんかもあって。やっぱ稀有な才能だなあ。
Posted by ブクログ
2012.08.17
読み終えるのにずいぶん時間がかかってしまった。
これは息抜きに最高だなぁ~なんて思っていると、ふと我に返る文章にぶつかったりする。
一言で言ってしまうと、これまでに発表してきたものの寄せ集めにすぎないのだが、この集め方が素晴らしい。
この人って本当に頭がいいな、と感じた。
Posted by ブクログ
文春のエッセイと同じように中盤から読み疲れてくる。不思議だ。ツチヤ流は一貫していて,それを面白いと思っているはずなのに。本当に,不思議だ。
文春のエッセイとは異なり,いろいろな媒体に書いた作品?(新聞のコラムや講演内容,等)を集めた本。