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Posted by ブクログ 2022年11月12日
誤解や偏見だらけの吃音の現状を改善するために書かれた本で、イラストも混じえ分かりやすく吃音について解説されていた。親や、吃音の子の担任等にとても良いと思う。
Posted by ブクログ 2022年08月24日
吃音の基本知識や今後どうしていくのがよいのか、吃音との長い目で見た付き合い方がわかります。
親をはじめ周辺の人が読むのはもちろん、中高生くらいであれば、吃音を抱えている人自身が呼んでも参考になるかと思います。
説明のイラストや図が多くわかりやすいです。
全て実践するのは理解していても難しいです...続きを読むが、心構えとしての知識は得られます。
Posted by ブクログ 2020年08月30日
吃音のことを理解できていない事を、この本を読んで知る部分が多かった。イラストも多く、読みやすい。知り合いに吃音で悩んでいる人がいたら、一読してみては?とお勧めしたい。
Posted by ブクログ 2016年07月03日
このシリーズの本は何冊か読んでいるが、やっぱり読みやすく実践的な内容。当事者やその家族、周囲の人が読んですぐ役立てられそうだ。
初めに思ったのが、監修者が耳鼻咽喉科の医師だということ。吃音というと精神科のイメージがあったので、少し違和感。読んでいくと、やっぱり精神科・心療内科も絡むことがわかった。...続きを読むただ、本書ではどの診療科がいいかということは載っていない。子供の吃音を中心に扱っているせいか、3歳児検診や自治体の相談窓口が紹介されていた。
→気になるので、調べてみた。言語聴覚士は、大抵耳鼻咽喉科にいる。しかし、吃音はうつ病や社会不安障害を併発することも多く、精神科・心療内科の範疇でもある。本人の状況や年齢、環境によるのかもしれない。結論は、はっきりどちらというものはなく、精神的な不調が気になれば精神科とかくらいか?
吃音の原因は、完全には明らかになっていない。「急激な言語発達の副産物」(頭の中で一気に増えていく言葉に、口がついてこられないために起こる)という説がある。そのため、吃音のある子は他の子に比べて言語発達が良い。
読んでいてなるほど、と思ったのは、吃音を必ずしも障害と捉えていない点。「発達障害者支援法」の対象となるものの、吃音は話し方の個性だとも述べている。本人の相談がなければ、話し方のアドバイスは不要とまで書いていて、驚いた。「障害」とは何なのか、最近よく聞く「多様性」とは何なのかと考えてしまう。
吃音で苦痛なのは、流暢に話すのが難しいことではないようだ。周りと違うということ。それによる自身の不安、周りの差別や偏見のようだ。