あらすじ
万物を生み出す気の循環。陰陽五行の八卦。古代中国から江戸の日本社会まで、深く浸透してきた東アジアの宇宙観(コスモロジー)を、易、風水、暦、養生、処世の5章に分けて、はじめてその全体像を描き出した力作。ここに、21世紀を生きる知恵がある!
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Posted by ブクログ
医と易は同源。
陰極まれば陽となり、陽極まれば陰となる。
陰陽は万物の終始、死生の根源
陰陽に従って生きる
未病を防ぐ
喉が渇いてから井戸を掘るのではない。
たしかに。
宇宙の理のとおりに生きること、なんだなぁ。
易や陰陽五行など先人の智慧があるのに
それに逆らうことはない。
Posted by ブクログ
中国を中心に東アジア圏域で広く人びとに受け入れられてきた宇宙観・自然観を、暦や易、風水、医学などにわたって幅広く解説している本です。
サブタイトルは「東アジアの宇宙観」となっていますが、儒教や道教の基本的な考えかたについて多少触れられてはいるものの、中国思想についてそれほど立ち入った議論が展開されているわけではありません。易、風水、暦、養生、処世といったテーマについて、基本的な内容を紹介しながら、それらが人びとの生活のなかにどのように根づいているのかということに説きおよぶというスタンスで書かれた本だと感じました。そうした意味で、思想史というよりも文化史的な観点からそれぞれのテーマがあつかわれているという印象を受けます。
Posted by ブクログ
易? ああ。あれか「当たるも八卦、当たらぬも八卦」って奴ねくらいの知識の私が読み始めると途中で置いて行かれるレベルでした。初心者向けじゃない。
もう無理だなって思う頃に風水や暦にトピックスが移ったので一安心。
しかし易に関する情熱が他より濃い……と思ったら著者の略歴見ると納得。
あと、東アジアと言うけれど、中国と日本が中心だったのが残念。
陰陽思想の曖昧さというかどちらかにでもとれるような託宣としての仕組みは見事だなぁと思う。これだけバリエーションそろえられれば「思い当たる節」の一つや二つあるでしょう。コールドリーディングする人や、占い師として生計立てたいと思ってる人は……そもそも知ってるか。
占いが嫌いな人は読んでおくと面白いのではなかろうか。