【感想・ネタバレ】探偵の鑑定Iのレビュー

あらすじ

偽バーキンの謎の裏には驚愕の秘密が! 『探偵の探偵』紗崎玲奈と『万能鑑定士Q』の凜田莉子、2大シリーズ完結・運命の終着点。美女目当てに大金が舞う秘密交際クラブで、超高級バッグのバーキンをオトリにした連続詐欺事件が発生。対探偵課探偵・玲奈は、証拠品のバーキンを鑑定する万能鑑定士・莉子の危機を救う。バーキン詐欺女の正体とその目的とは? 2大ヒロインが並外れた探偵力と鑑定眼を駆使して立ち向かう。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

万能鑑定士シリーズと探偵の探偵シリーズのコラボ作品の本作。
『人が死なないミステリー』と『人が死にまくるミステリー』という2つがコラボレーションをしているがどちらかというと万能鑑定士シリーズに探偵の探偵シリーズが浸食し、色々と引っかき回しているような状態だった。ただのコラボと思いきや主要キャラである小笠原が出版社を退社することになるなど今後のストーリーに影響を与えていくという所で、シリーズの転換点になっている作品でもあると感じました。
ストーリーもどちらかというと探偵の探偵の探偵シリーズ寄りで、人の死をあまり知らずに生きてきた莉子と人の屍をたくさん見てきた玲奈という対比がとても面白かった。お互いの家でそれぞれの過去を知り、お互いの世界に踏み込み、それぞれが理解を深めていく所を莉子を護るという理由で部屋を交換するという自然な流れの中に組み込んでいるのがとても上手いなぁと感じました。コラボということでその流れがスムーズに行われていてとても面白かったです。そして今回は、莉子が誘拐されて終わるという衝撃のラストで前半部が終わり、後半へというもので次の後編が楽しみです。

この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。
凜田莉子:佐藤聡美
小笠原悠人:寺島拓篤
葉山翔太:中村悠一
荻野甲陽:平田広明
宮牧拓海:福島潤
紗﨑玲奈:小松未可子
峰森琴葉:Lynn
桐嶋颯太:花江夏樹
伊根涼子:白石涼子
土井修三:飯島肇
佐伯裕司:今井文哉
須磨康臣:神谷明
竹内勇樹:佐藤拓也
坂東志郎:江原正士
蔦暮恍基:野島昭生
釜瀧敏文:堀川りょう
蔦暮亜芽里:高橋李依

0
2022年10月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「私になれるかな、人の死なない世界の人間に。」紗崎玲奈が凜田莉子に伝えた言葉。玲奈の理想は、相手への向き合い方や性格が正反対の莉子をモデリングすることなのか?これまで探偵としてどんな酷い手段を使ってでも対峙してきた玲奈。莉子と出会い、平和的解決を目の当たりにし、これまでの手段を見つめ直す。今回エルメスのバーキンを巡る詐欺事件がスマ・リサーチ社と獅靭会を巻き込む大事件に発展する。ターゲットは鑑定士・莉子。玲奈は莉子を守りきれるのか?その手段をどうするのか?玲奈は揺るぎない強さを見せつけるに違いない。

0
2020年08月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

探偵の探偵玲奈と、万能鑑定士の莉子が出会う。人の死なない世界から、ハードボイルドな世界に来てしまった莉子はどうなるのか。
私イチオシの桐嶋さんが大活躍してて、過去もがんがん出てきて嬉しかった。続きも楽しみ!

0
2019年09月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

古本で見つけて、『万能鑑定士Q』と『探偵の探偵』のクロスオーバー作品とは知らずに読み始めたけど、すごいおもしろかった。
これは続きも読みたい。

0
2025年06月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

対照的な2つの作品。そのクロスオーバーがどちら寄りになるのか気になりました。
続きがとても気になります。

0
2018年09月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

探偵の探偵は読んだことがなかったので、万能鑑定士Qのイメージで読むと、鑑定はあんまり出てこず、探偵のグレー、アウトゾーンがきになりすぎたけど、続きがきになるので、Ⅱは読む予定。
小笠原さん…存在感となんでそっちに行くのか分からなかった。

0
2022年11月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

万能鑑定士Qシリーズをずっと読んできて、探偵の探偵シリーズを読んだことがなかったから、玲奈の状況がよく分からなかったし、Qシリーズではなかった暴力シーンなどがたくさんあって戸惑う。莉子は怖かっただろうな…
小笠原のそうくるか?っていう心境変化もちょっとモヤモヤ。。
玲奈の心境がいい方向に変わるのか、莉子が続編でどうなるのかが気になる。

0
2022年02月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

〇 評価
 サプライズ ★★★★☆
 熱中度   ★★★☆☆
 インパクト ★★★☆☆
 キャラクター★★★☆☆
 読後感   ★★★☆☆
 希少価値  ★☆☆☆☆
 総合評価  ★★★☆☆

 万能鑑定士Qシリーズと探偵の探偵シリーズのコラボ作品。万能鑑定士Qの世界観と探偵の探偵の世界観がミックスされている。とはいえ,この作品は,万能鑑定士Qの世界観が中心となっている。
 「トランプ」という言葉が何を意味するのか?という謎が中心であるかのように描かれている。莉子の調査で,トランプだと思われるカードを見付け出す。「万能鑑定士Q」シリーズならこれで終わりだが,最後に,全てが罠だったと明かされる。
 すなわち,万能鑑定士Qシリーズの世界観そのものがミスディレクションに使うというプロット。全てを明かしたと思わせた上で,莉子が獅靭会に連れ去られる。
 須磨も玲奈も莉子も出し抜かれてしまうという展開。サプライズは高い。その分,これまでの作品より熱中度は低かった。
 小笠原が週刊角川の記者を辞めたり,玲奈と琴葉の仲が変わっていくなど,これまでのお約束を破る展開。この点もサプライズにつながる。
 物語は明らかに途中。これからどうなるか気になるところで終わる。この作品だけでも,一応の謎と解決はある。万能鑑定士Qシリーズの1に近い終わり方である。
 サプライズはなかなかだが,ストーリーの持って行き方がやや散漫。松岡圭佑らしくない部分がある。これは,物語の途中で終わるという構成上,仕方がないともいえるが…。
 トータルの評価は★3で。

〇 メモ
 男女交際の裏サイトで,300万円を騙し取られた男のエピソード。穴の開いたエルメスのバーキンが残される。
 株式会社スマ・リサーチに,300万円を騙し取られた男が依頼に来る。
 東京都調査業協会中央支部から株式会社スマ・リサーチの社長である須磨康臣が呼び出される。エルメスのバーキンの詐欺の被害者多数いて,スマ・リサーチ以外にも依頼がされていた。しかし,バーキンは万能鑑定士Qに鑑定に出したという。こういったことに脅威を感じた東京都調査業協会は,事実上の探偵である凜田莉子についての調査をスマ・リサーチの対探偵課に依頼する。 
 紗崎玲奈が凜田莉子を調査する。玲奈は莉子と小笠原悠斗が探偵ではない素人と判断する。万能鑑定士Qの店を偽警官が襲う。
 スマ・リサーチの桐嶋と佐伯は,バーキン詐欺を行った「濱野陽佳梨」の調査を行う。形態素解析などを行い,東峰律子という女性の名を騙っていることを突き止める。桐嶋は更に調査を進め,「東峰律子」を名乗っている女性が「蔦暮亜芽里」であることを知る。
 凜田莉子は,玲奈の住むスマ・リサーチの801号室に泊まることになる。玲奈は莉子のマンションに泊まる。莉子のマンションを男が襲う。玲奈は男を追い返す。そのとき,「トランプを確認」というメモを見付ける。
 玲奈,莉子と峰森琴葉は,バーキンについての調査をする。渋谷のクローディーヌの店長である里田真由美に聞き込み。バーキン詐欺に使われたバーキンは,全てこの店で預かっていたバーキンだった。莉子は店のデータを盗み出し,バーキンの持ち主を見つけ出す。
 小笠原は,桐嶋に同行する。須磨と桐嶋は,小笠原を通じ,編集部からの取材ということで,獅靭会に接触する。
 バーキンの持ち主である鶴巻夕美についての調査。鶴巻は恵比寿という探偵に依頼をしたことがあった。恵比寿は悪徳探偵であり,ペット探偵をしている。恵比寿から坂梨清志がバーキンを盗みだしたと聞き出す。
 月刊角川からの取材が認められ,須磨達は獅靭会に向かう。若頭の釜瀧や会長の蔦暮洸基に会う。須磨は蔦暮れから亜芽里の行方を調べるという依頼を受ける。
 莉子と玲奈は坂梨が経営する焼き肉店に向かう。玲奈は吐かせようとするが,莉子は坂梨のアリバイを崩し,聞き出そうとする。
 自由が丘での調査。着ぐるみを利用した坂梨のアリバイを崩す。莉子のやり方で坂梨が「トランプ」と思われる紙を矢崎という人物に売り渡した情報を引き出す。そして「接待に行く」という情報から,矢崎の逃走先と思われる長野県小県郡長和町和田,中山道沿いにある接待という場所に向かう。
 須磨と桐嶋は,亜芽里の行方を捜すために,小笠原を利用する。ザ・テレビジョンの編集部のサーバをハッキングし,記事の内容を変える。亜芽里が沖縄向かうと考え,沖縄で亜芽里を見つけ出す。
 莉子と玲奈は,矢崎の隠れ家と思われる家から「トランプ」と思われるカードを見つけ出す。カードにはURLが書いてある。亜芽里の助言もあり,パスワードを入れ,獅靭会が密輸サイトに入る。密輸専用船が寄港する港と時間を見つけ出す。
 小笠原はハッキングが原因で週刊角川の編集者を辞めることになる。 
 須磨は坂東警部に密輸サイトの情報を提供する。
 スマ・リサーチの伊根涼子は,鞍澤という男に騙され,獅靭会にとらわれる。莉子は万能鑑定士Qの事務所に出勤する。
 獅靭会から,涼子を助けたいなら,須磨,桐嶋,玲奈,琴葉,小笠原の5人で来いと言われたことで,須磨は罠に気付く。
 獅靭会の探偵は亜芽里だった。獅靭会は莉子を誘拐するために罠を張っていたのだ。
 須磨と桐嶋は涼子を助け出す。しかし,莉子は獅靭会に連れ去られる。

0
2018年01月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

Qシリーズと探偵の探偵シリーズのクロスオーバー作品第一段。

莉子の今までの活躍が探偵からもやくざからも狙われるネタとなり、やがてその渦中に小笠原と共に巻き込まれていく。

本作品を知ったとき、真逆の世界観の2つがどう重なるかと思ったけれど、 まだQよりの非暴力な世界だったか。

ただずっとQシリーズを読んできただけに、小笠原の弱い感じが少なく違和感がなくせなかった。

別側面から見たらありか、と受け入れながら続編も読みたいなと思う。

非暴力の世界が急にやくざや警察が入ってきたらと想像してみた。

不意に現れる蜘蛛一匹に驚き、声をあげる自分では全然だめそうです(笑)

0
2016年07月09日

シリーズ作品レビュー

「小説」ランキング