【感想・ネタバレ】ユーラシアの双子 上のレビュー

あらすじ

50歳で会社を早期退職し、シベリア鉄道に乗りユーラシア大陸を横断する旅にでた男・石井。二人娘のうち長女は五年前自ら命を絶ち、三年前に妻とは離婚した。旅で石井は過去として過ぎ去ってしまった半生を振り返り、孤独と対峙していた。石井は偶然、自殺を決意し同じルートを先行して旅する若い女性・エリカの存在を知る。石井の西への旅は続く。

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Posted by ブクログ

大崎さんのロードムービー的な小説ってなんでこんなにも心持っていかれるんだろうか。『ドナウよ、静かに流れよ』も良かったけど本作も良い。家族に色々あった50歳の石井はシベリア鉄道でユーラシア大陸を横断する旅に出る。過去が徐々に明かされユーラシアの大地に溶け込んでいく。いつまでも読んでいられそうだった。

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2022年12月29日

Posted by ブクログ

大崎さんの作品は色んな知識が得られるので好きです。
内容云々よりもそんなとこが気に入っています。

ただ、おっさん二人のやり取りは痛々しいくてイヤです。
鳥肌立っちゃうので飛ばしました。

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2014年06月09日

Posted by ブクログ

通勤時間にゆっくり読んでた作品。
実際に旅に出る感覚。しかし初めはちょっと乗って見たいと思ったシベリア鉄道、話が進むに連れて絶対乗りたくなくなった(笑)
でも、バイカル湖は渡ってみたいな。
澄み渡った湖に沈む25万人。怖いけど。
ロシアの腐ったピロシキはソチオリンピックでジャンプの葛西選手も食べてやられたみたいで、タイムリーで笑った。
底辺にあるテーマが重いので一気に読む気にはなれなかったんだけど、感情がダイレクトに感じられる表現力がいろいろ考えさせられる。

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2014年03月06日

Posted by ブクログ

 ウラジオストックからリスボンまで全て鉄道で行く。沢木幸太郎の深夜特急を思い浮かばせるような設定で、旅好きにはグッとくるでしょう。しかし、内容としては微妙。旅をしている情景はいいけれど、人生を反芻するというところの描かれ方がどうにも違和感。旅を人生に准えるのはよくあることだけれど、過去の話の書かれ方に規則性がないよう気がする。現在と過去のシーンの区切りがどうにもわかりづらい。シベリア鉄道のシーンをもっと長く描いてほしかったなと個人的には思う。

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2013年08月15日

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