【感想・ネタバレ】愛と癒しと殺人に欠けた小説集 のレビュー

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2014年07月27日

私は十分な癒しとちょっとの愛を感じられた。まえがきにある通り、一般の小説に見られる愛や癒しや殺人は少ない。なんというか、石橋をミリ単位で叩いて渡るような繊細な作業が重ねられたんだろうなと思えるような文章。愛と癒しと殺人を避けるというはあと今だと露悪とか、とにかくそういう盛り上がりを排除して小説を仕上...続きを読む

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2009年10月07日

週刊ブックレビューのお勧めを見ていてタイトルにググッツと来たので買ってみた。実は、このタイトルが示唆するような「何もないような話」というのがすごく好きなので。この分野(?)での個人的ナンバー1は保坂さんの「カンバセイション・ピース」なのですけども。柴崎友香さんもその流れで大好き。

残念なことに読...続きを読む

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2009年10月07日

話題短編を集めた、伊井氏の第二小説集。 「ヌード・マン・ウォーキング」のロングバージョンをいれた珠玉の作品集。
読売賞作家の魅力が満載された、特異の前書き付きの話題作。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2019年04月25日

 小説は世界を映す鏡という二百年前の人物による定義に、だれに頼まれてもいないのに、今さら一票を投じることにする。世界は理解されなくてはならず、世界は生きている人々の眼前に像として提出される必要がある。小説にはそれができる、と信じたい。私の小説がどうかのかは、また別の話。
(P.14)

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2012年09月17日

まえがきなんてあると、弱い読者わたしは流されちゃうな。

「えりの恋人」だけ読みきれず。誰かを思い出す文章だなあ、というのと、書かれている作品内だけでなく文章じたいがリアルタイムでないかんじがある。80後半から90年代、『団地の女学生』とか『水滴』、まああと春樹とか、あのへんの雰囲気がある。

…っ...続きを読む

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2009年10月04日

タイトル&前書きがあるという珍しさに惹かれて。6つの物語。それぞれ話は違えど全体的なトーンは似ている。しょっぱな「ヌード・マン」の世界についていけず。最後の展開が私の嫌いなタイプ。なのでその後の話にあまり期待しなかったんだけど、思いがけず楽しめたものも。この中では「掌」がいちばん好き。最後の「えりの...続きを読む

このレビューは参考になりましたか?