あらすじ
私は"男"なのに、肉体(いれもの)が裏切った――。生まれたときから自分の「性」に違和感を持っていた、元総理大臣の長女・賛子(あきこ)。初めて生理がきたときのショックは重かった。身体が心を裏切るならば、いっそ死んでしまいたかった。そんなとき、インターネットで知った「性同一性障害」ということば――。"僕"の世界は広がった。だけど、"僕"の自由は、この家のどこにもなかった……!! 「偏見・差別のない世界」を願う巨匠・庄司陽子が人間愛をこめて描き出す、性同一性障害(=G. I. D. )の物語!!
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Posted by ブクログ
露と重なる。この作品の存在は意義があると思う。なぜ自分は露に生まれついたんだろう?あの美しさが分からない人間が普通なの?ただ露とGIDの場合は犯罪性を内包するかどうか。GIDはアイデンティティとして認められるが露は決して認められない。そして自分自身でも露は認められてはいけないと考えれてしまう‥
誰にも言えない。
Posted by ブクログ
テーマがなかなか興味深い。
メンタルな病気なだけあって、そうなってしまった本人のメンタル描写がうまくかけているような。
さすが庄司陽子先生サマ。
今後のストーリー展開も気になるところです。
Posted by ブクログ
性同一性障害に苦しむ有名政治家の子ども(FTM)が、家を飛び出して性別適合手術を受け、政治家になるまでの道のり。内容も当事者の抱えてる背景も結構強引かと・・・ 当事者ながら、遠い目線で読んでしまった。