あらすじ
高校生の宇高ユリは、ある日の帰り道、空を覆い尽くすほどの巨大な飛行体と遭遇する。破壊される街、次々に殺されていく人間──気を失ったユリが意識を取り戻したのは、日常とかけ離れた異世界だった。そこで唯一出会った人間は、北沢千宙という男性。他に人間はいないのか、あれから友だちや家族はどうなったのか──帰りたい場所はまだ残っているのか。ふたりぼっちのサヴァイヴァルが始まる!
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方舟なのかどうか
いつも通りのあしたが来るはずが来なくなる、不思議なSF作品でした。
何かが襲来したのは気付きつつも、次に意識が戻ったら不可思議な世界に放り出され、あとはもう1人、薬剤師らしい青年がいるだけです。
それでも2人でこの世界の謎を解き明かそうとはしますが、あまりにも差が大きくて、かろうじて意思疎通は一定、できてもユリさんの根源的な孤独はもうどうにもならないのでしょう。
小松左京さんの「神への長き道」の進化とかとも異なる作品ですが、袋小路に入ってしまった絶望感は強い、でも作画が良い、不思議な作品です。
再読したいです。