あらすじ
南米カニヴァリアに進出した大手商社の江戸商事。新支社長として赴任した日本人(ひもと・ひとし)は専務の懐刀であり、元力士志望という変わり種であった。そんな彼がカニヴァリアの地で目にしたのは……。苛烈な競争社会を描く第一弾! <手塚治虫漫画全集収録巻数>手塚治虫漫画全集MT304~305『グリンゴ』第1~2巻収録 <初出掲載>1987年8月10日号~1989年1月25日号 ビッグコミック連載(未完)
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Posted by ブクログ
『カリヴァニア 1982年7月』
『危険な賭け』
『誘拐者の周辺』
『エセカルタ 1982年8月』
『文化果つるところ』
『モンテンボ山 1982年11月』
『クラブ・エスメラルダ』
『エセカルタ 1984年1月』
『逃避行』
Posted by ブクログ
『ネオ・ファウスト』等と並ぶ手塚治虫の未完の大作。「日本人」の本質を追求しようという大胆なテーマ設定もさることながら、登場人物のはちゃめちゃっぷり(アク強すぎ!)が晩年の手塚作品では群を抜いています。それだけに未完であることが悔やまれますね。
主人公の日本人(名前もそのまんま(笑))、それを支える元フランス人の奥さん、日本社会を飛び出した過激な若者たち、日系移民(勝ち組)が入り乱れ、南米を舞台に、日本社会の特異さや日本精神を描いています。