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Posted by ブクログ 2023年07月02日
すごく面白かった!平野啓一郎先生の本はこの本が初めて。オーディオブックで完聴。
自分が死んだあとに生き返る(復生)するという有り得ない設定ながら、登場人物の動きや分人主義という考え方や先が気になって読み進めるのが止まらなかった。
自分が自殺したあとに蘇ったら、自分の夫が蘇ったら、などと空想しながら読...続きを読むみ進めたが、自分の立場と重ねて、夫の自殺という乗り越えるのが難しい壁をやっと乗り越えたところで夫が蘇えったら、嬉しい反面、この3年間は何だったんだろうと考えてしまうだろう。
途中出てくる佐伯という男の気味の悪さは印象的ではあるが、同意できる部分もあった。
命の価値って、重さって、何なんだろう。
自分の中に複数ある顔、分人。同じ生身の人間から発せられた分人同士なのに、その中の他者を消す。
自分自身でも、あまり好きじゃない自分の顔はある。それを消すのは殺人なのか、自殺なのか。
物語の途中、複生者たちが消えてしまう下りがあるが、私の理解不足たとは思うが、何故消えてしまったのかは私には分からなかった。
Posted by ブクログ 2023年06月25日
自殺をした主人公。
自分が自分を殺すとはどういうことか。
かつて誰かを守る部分だった自分が、表立っている自分を殺す。
少女革命ウテナでいう、アンシーがウテナを殺すみたいなことだね。あれってアンシーとウテナは実は同一人物だからね。
自殺について、よくわかってると思うよ。
私もかつて母を守る部分だった...続きを読む私が、彼を守ろうとし、表の自分と破綻を起こした。守るものは、守るべきモノでないと、やっぱり守りにくいね。信頼できる、守るべきモノじゃないと。裏切るものを守っていたら、自分の身が持たないよね。
車内広告からストーリーの続きが気になり、上下巻一気に読みました。
自分が何故一度死んだのか、謎を解き明かしていく面白さと、自分がいない間に起きた周囲への変化を理解していく話の深さに感銘を受けました。
Posted by ブクログ 2023年03月17日
平野啓一郎さんの本はやはり読みやすい…情景が簡単に思い浮かべられるというのが読んでいて嬉しい事だなと思う。
自分の身内が亡くなってから3年後に生き返ってきたらどんな気分だろう。1年とかなら嬉しいと思うが3年となると微妙な気がする。もう亡くなったことを受け入れていたのに…という感じで。こんなことが現実...続きを読む世界になくて良かったな…嬉しい人も居ると思うが自分はそれよりも生き返ってからの辛いことの方が多そうだと感じた。
徹生結局自殺だったのか…
でもまだ何かどんでん返しがありそうで楽しみだ。
Posted by ブクログ 2022年07月30日
徹生の身に起きたことが理不尽すぎて可哀想だった。自分だったら、生き返れて喜ぶ反面、もっと自殺ではないことを訴え続けると思う。死後の世界で、自分を他人に勝手に解釈されるのはすごく不快。亡くなったら他人の解釈を指摘することもできない。また、家族に自分の物を片付ける段階で見られるのも耐えられない。実際には...続きを読む生き返ることはないから、関係ないか。現時点では分からない徹生や千佳、佐伯の秘密を知るのが楽しみ。下巻もあっという間に読み終わりそう。
・人間の幸福というのは、つまり、自分の価値観と自分自身とが合致している実感じゃないですか?
・裏を返せば、そうじゃないなら、人間は永遠に不幸だということですよ。
・価値観に現状を無理してあわせようなんてすべきじゃない。現状に価値観の方をあわせる。それで楽になれますよ。
Posted by ブクログ 2022年07月27日
読んでいてすごくリアルで、すごくフィクションで、苦しくなる。
しかし、読み進めていく気持ちを止められないエンターテイメント性もある。
自分自身の生い立ちと似ているところもあり、著者がどういう考えでこのような小説が書けたのか気になった。
Posted by ブクログ 2022年07月17日
オーディブルにて聴く。
徐々に引き込まれていった。おもしろい!
主人公は復生者(生き返った者)の徹生。
「徹底的に生きる」という名にもかかわらず一度自死した(ことになっている)。その真相は…?
下巻へ続く!
Posted by ブクログ 2021年03月05日
一度死んだ後生き返った1人の男の話。
単なるSFではなく、生きることの尊さを教えてくれる作品。
個人を複数の人間に分割する「分人」という考え方はすごく論理的で目から鱗だった。現代社会における人間関係はこの考え方で全て説明できると確信した。
Posted by ブクログ 2023年10月28日
人が空白を埋めるのは、人が死んだときだけではない。いじめられたとき、挫折したとき、失恋したとき、深く傷ついたとき。事実を事実として受け入れたら、それは穴のまま。前を向いて動いていくには、自分に折り合いをつけ、事実を再解釈することが必要。そうして、自分の受け入れられるかたちに心をかえる。それが事実とは...続きを読む大きく異なっていたとしても、自分を守る術。その解釈が違っていたという事実を突きつけられるのは再び深い穴を掘り起こすことになる。たとえ良い方向だとしても、大きな苦しみをともなう。
私がモラハラ父と元カレと別れた時を思い出した。彼らの私への暴言、心をえぐる言葉の数々は深い傷を残した。私は、最初それらを見て見ぬふり、彼らは彼らの素晴らしい考えがあるんだ、私が間違っているからもっと勉強しよう、という風に解釈をしていた。そうすることで耐えていた。でも、彼らの言葉がただ人を否定して優越感に浸りたいだけだったと気付いた(直接聞いた)後は、幼い頃からの考えが全てひっくり返り、精神が崩壊した。
ただ価値観が変わったから崩壊したのではなく、深い傷を負っていたからこそ崩壊したのだと思う。
自分の記憶が信じられない、その感覚は精神崩壊してた時の自分を少し思い出した。
自分で自分の辛さを隠すことは、一番怖いと思う。
Posted by ブクログ 2023年07月04日
数年前に読んで面白かったので再読
死んだ人間が生き返る設定
主人公が自殺なのか他殺なのかのミステリー要素
とても続きが気になるストーリー
あと認めたくないが佐伯というキーパーソンが
この小説の魅力だと思います
魅力とか言いたくないくらい
関わりたくない人物ですが。
Posted by ブクログ 2023年04月28日
死んで生き返った「復生者」の主人公と、彼をとりまく人々の話。死因は自殺と言われているが本当なのか?などミステリー要素も。
生き返ったらどうなる?というテーマひとつから膨大な思考や出来事が発生していて、それらはどれも納得のいく流れで、突飛な設定にもかかわらずリアリティがすごい。読み応えがあって面白かっ...続きを読むた。
自殺について、ひいては死について、考えさせられた。
自殺とは、単純に「1人で自分の人生を終わらせること」ではなく「自分を殺す」ということであり、もししてしまったらその人は紛れもなく「自分を殺害した犯人」なのだ、と認識させられた。「殺される被害者」のつもりでいても実際には「殺す加害者」「殺人犯」になる。
自殺しようとする人がもし何らかの目的をもって死を選んだとしても、その目的は果たされない可能性が高いようにも感じた。たとえば自分が死ぬことで周りの人に後悔させたい苦しめたいとか、あるいは自分がこれほど苦しんでいたと知ってほしいとか思って死んでも、すべての人は複雑で、想像通りの受け止め方をしてくれるとは限らない。むしろ全く期待に添えない形になることが多いように見えた。せっかく自分の最高限度のアイテム「命」をベットしたとしても、その賭けは当人が思うよりずっと勝てる可能性が低そうだ。生きている間も他人を思い通りに動かすことなど基本的にできないのだから、死んでその場にいなくなったら更に難しくなるのは当然かもしれない。
また、この世には「人は死に、二度と生き返らない」ということを前提に成り立っていること・ものがこんなにもたくさんあるんだなと再認識した。意外と社会の全員が死を受け入れて生きているようだ。
この前提が崩れるだけで一気にバランスが崩れてしまう。単純に葬儀屋や保険屋の仕事が成り立たなくなるとかもそうだし、宗教とか、人の価値とか、色んなことがめちゃくちゃになる。死んだ人を美化したり、その人が今も心の中にいてくれると思ったり、そういう心の保護壁も砕かれる。
自分たちがこんなにも死に支えられて生きているなんて知らなかったし、逆に、他者の死に直面した人を支えるものがたくさんあることにも気付かされた。
登場する佐伯という人物があまりにも嫌すぎて、この人が出てくるとかなり読むのがきつかった。この世の「嫌」をかき集めて1人の人間を作ったような、嫌悪の擬人化みたいな存在。吐き気を催すレベルの気持ち悪さ。そんなやつが最低最悪なことをもっともらしく堂々と喋り、主人公らも読み手も「もしかしてこいつの言うとおりなのかな」と引っ張られそうになり、なんとか踏みとどまって抵抗する。
今後こいつとの絡みも含めて話がどう展開するのか気になる。でもできればもう出てこないでほしい…くらい本当に無理……でもこいつの言う通りだったらどうしよう……うう……
Posted by ブクログ 2023年04月25日
ドラマが面白く、先が待ちきれずに原作を読んだ。
自分が死んでから(自死)3年後に自分としてまた生きる。そして自分が死んだ理由を探すという設定があり得ないはずなのに妙にリアルで。旦那を亡くして3年をとにかく生きた妻、自分との記憶がほとんどない息子、確執のあった義理の親との関係など、再構築する様は、ただ...続きを読む生きているだけではなかなか踏み出せないものばかりだった。
Posted by ブクログ 2023年01月27日
死んだはずなのに3年ぶりに生き返った徹生。しかしその死因は「自殺」。愛する妻と子供を置いて本当に自殺していたのか。
上巻読んで、続きがめちゃめちゃ気になる…
徹生は果たして自殺なのか殺されたのか。殺されたのなら誰が犯人なのか気になるし、怪しい人々も。
Posted by ブクログ 2022年10月31日
三年ぶりに生き返った(復生した)徹生。
復生した事で苦しみ感謝し、さらに怯えながら周囲を慈しむ。
なんだかずっと気味が悪い…
さて下巻でどのような着地点が待っているのか楽しみ。
Posted by ブクログ 2022年09月10日
死や死後の世界が一つのテーマ。死者が大勢蘇って社会が混乱する、という設定は、星新一っぽい。星新一の長編版のような雰囲気もある。
主人公の父は36歳で亡くなっていて、主人公は自分がその年齢に近づくことに、特別な思いを持っている。それは著者本人の経験だと、ラジオのインタビューで聞いた気がする。主人公の...続きを読む造形に、著者自身が強く反映されているのだろうか。
タイトルの「空白」には、様々な意味がある。1歳で父が亡くなったので、主人公の父の思い出は空白。想像し、信じるしかない。主人公は、自分も父のように突然早死にするかもしれず、だからこそ、生きている間に生の充実を実感したいと願う。生という空白を満たそうとする。空白はまた、主人公の死の直前の記憶がないことも意味する。
死がテーマなので、宗教・信仰に通じるようなことが出てくるのが面白い。主人公は、死後の世界を否定しているが、生前の父に思いをはせるところは信仰的だと思った。また、たくさんの事例があるので、死者の復活を「暫定的に」受け入れる安西は、宗教に対する一つの態度を表していると思った。
上巻は、物語にのめり込んで一気に読み進めたくなるという感じではなかったが、文章を読む楽しさを感じられた。「、」がかなり多い文体。時々難しい言葉が出てくる。「到頭」「跫音」「罅割れ」など。
Posted by ブクログ 2022年07月29日
人物描写が秀逸。サエキの気味悪さ、リクの懐かなさ、チカの不信感、そしてテツオの戸惑い(Audibleで読んだので、登場人物の名前の漢字がわからない)…下巻にも期待!
Posted by ブクログ 2022年07月16日
先月に続き、また、よみがえり系。
特に好きなわけではないのに、よく出会います。
まだ(上)を読み終わったところだけど、おもしろい。
『KAGEROU』『カラフル』とは違った展開。
Posted by ブクログ 2022年07月16日
10年前に読んだはずなのに、NHKドラマを見ても少しも思い出せなかったので、文庫本を購入。死んだ人間が生き返るという無理な設定をなんとかこじつけて話を展開しようとしている感があるなあ。
ドラマでは佐伯を阿部サダヲさんがやっているが、原作では醜く太って体臭がきつい男という設定。阿部さんはなかなかみ...続きを読むごとに演じておられる。
こういう前の作品を読むと、最近の作品は近未来としてすんなり受け入れられるものになっているなあと進歩を感じます。(上から目線。)
言いたいことは生と死という哲学的なテーマなんですね。ただ実写化すると「世にも奇妙な物語」になっちゃうよなあ。後半、榎本祐さんの力量に期待です。あ、ドラマの感想になってるな。ははは。
Posted by ブクログ 2022年06月22日
ドラマ化の予告を見て、気になって買ってみた。
亡くなった人が復生者として生き返り、自ら死の真相を探っていく。
自殺した気持ちがなく、なぜ自分が死んだのかわからない。
この話を読んで、悩みに悩んで死を選ぶ人もいるけれど、そういう人もいて、何かが引き金になってしまうんだろうなと感じた。初の平野啓一郎さん...続きを読むの作品。新書も気になる!
Posted by ブクログ 2022年01月01日
分人の概念が、一番わかりやすく説明されていた
人格の切り替えではなくて、mixture、他者との交流によってその割合は変わる
自殺の説明として、分人概念を持たず、ある分人を消そうとして自分全体を消してしまう
ゴッホの例
Posted by ブクログ 2021年10月15日
まず、思ったのは
生き返るって
まあ何かのかげんで息を吹き返したとしても
肉体はどーすんの?
灰になってるでしょ?
しかもそういう現象が増えてきている世界設定
でもね
読んでいるうちに
そんなことよりいろいろ考えちゃうんだよね
とくにあの佐伯という男の言葉には
胸が悪くなるような嫌悪感を覚えるん...続きを読むだけど
読んでいるうちに
主人公の徹生と一緒になって
精神をかき回される感じになるんだよね
そのほかにも
誰かが死んだらそこに穴が空いて
残った者たちは穴が空いたままだとつまずいて進めないから必死で穴を埋めようとする
やっと穴が塞がったところへ帰って来られても
戻る場所はないって
辛い
奇跡が起きたとしても現実は厳しい
このあとどうなるのか全くわからない
すぐに下巻を読む
Posted by ブクログ 2021年06月29日
物語調の哲学書のような本でした。
消したい自分の分人があって、いずれ無くなれば生きやすいのになぁなんて思うこともあるけど、
「好きな自分でいられる人と多くの時間を過ごす」というシンプルな答えがあり、優しい本だなと思いました。
確固たる自分なんて無くて良いし、24時間完璧で同じ自分でなくても良...続きを読むいと思えて楽になりました。
Posted by ブクログ 2021年02月04日
私とは何か。
平野啓一郎さんのこの作品を読んでから、すっかり「分人」という捉え方の虜になっている。
この作品の中で、平野さんは対人関係ごとの様々な自分のことを「分人」と定義づけている。(「私とは何か、P7」)つまり、人間を「分けられる」存在とみなし、恋人との分人、両親との分人、職場での分人など、人は...続きを読む必ずしも関わる人全員の前で同じ顔をしているわけではなく、対人関係ごとに複数の顔があるという考え方である。
当時のレビューを参考にしながら、書く。
「本当の自分」が一人しかいない、という考え方は、人を苦しめる。平野さんは、リストカットや自殺を「分人」の視点から解説する。
(P59)もし、たった一つの「本当の自分」しかないとするなら、自己イメージの否定は自己そのものの否定に繋がってしまう。先の話になるが、私は、『空白を満たしなさい』という小説で、この主題を日本の自殺者問題と併せて更に深く考えることにした。
そして、自殺については、以下のように解説する。
(P125)人間が抱えきれる分人の数は限られている。学校で孤独だとしても、何も級友全員から好かれなければならない理由はない。友達が三人しかいないと思うか、好きな分人が三つもあると思うかは考え方次第だ。(中略)そうして好きな分人が一つずつ増えていくなら、私たちは、その分、自分に肯定的になれる。否定したい自己があったとしても、自分の全体を自殺というかたちで消滅させることを考えずに済むからだ。
つまり、本作品「空白を満たしなさい」は、「分人主義」と「自殺問題」という二つを主題として描かれているのだ。上巻では、亡くなったはずの主人公が生き返る場面から始まる。そして、なぜ亡くなったかについては「自殺」だということを知らされる。その衝撃的な事実を前に、主人公が真相を確かめようとする、というストーリーである。設定がSFのような世界観にも関わらず、読者を現実世界にいるかのように伝える筆致は素晴らしく、ミステリーのように、謎を解いているような面白さがある。また、文体が美しく軽やかな中に、平野さんの知的さが横溢している。辞書で漢字を調べながら本を読んだのは久々の体験だった。
(P115)「私は多分、あなたが羨ましいんでしょう。妬んでるんですかね。…家族を養うことが幸せだって!違います。そう思い込めること自体が幸せなんです。」
(P206)「人間の幸福というのは、つまり、自分の価値観と自分自身とが合致してる実感じゃないですか?」
(P235)過去の不幸に現在を奪われないためには、未来の幸福へと駆け込む以外にない。
上巻では「幸福」がキーワードだったように思います。いや、今自分が幸福について考えているから、ちょうど重なっただけかもしれないけれど。
今後、分人がどう関わってくるのか。下巻へとつづきます。
Posted by ブクログ 2024年04月10日
テーマが面白くて進んで読めた。上巻だけでは、どのタイプのストーリーに収まるのか全く想像がつかない。色んな可能性が見えてきてどうなるのか先が気になるので、2冊両方手元に置いておくのがおすすめ。さて続きを読もう。空白はまだまだ満たされていない。
Posted by ブクログ 2023年10月23日
難しいなぁ。そして胸糞。
なぜゴッホの表紙なのかまだ謎。
でもところどころにゴッホの人生とリンクするような事がちりばめられてる気がする。
下巻はすぐ読んだ方が良さそうだな。
Posted by ブクログ 2023年06月15日
3年前死んだはずの主人公がある日突然「復生者」として生き返った。
自分が死んでも回り続けていた世界に、自分の居場所はなくなっていて……
生き直そうと必死にもがく主人公。
佐伯という人物がとにかく気持ち悪い。
後半、物語が動き出して続きが気になる。
Posted by ブクログ 2022年09月01日
不条理で不気味な特殊設定ミステリのまま進むのかと思いきや、他の方の感想をチラ見する限りでは後半はヒューマンドラマ路線に舵を切る模様?
うーん……それだったら別に続きはいいかなって気持ちもあるし、でも結末を知りたい気持ちもあるし。
迷うー
Posted by ブクログ 2022年06月17日
上巻はとにかく息が苦しい感じがする。苦しいけどその先に何があるのか、読み進めて主人公と一緒に何が待ってるのか確かめたくなる。
その我慢が出来れば、下巻からはあっという間。
生きにくい世の中だからこそ、読んで欲しい。