あらすじ
愉快なイラストで学ぶ、大人のためのちょっとエッチな生物学! 身近な生き物たちの驚くべき「求愛」と「交尾」。華麗な求愛パフォーマンスを見せたかと思うと、ときには貢ぎ物を差し出して気を引こうとし、またあるときは騙し、たぶらかして交尾を迫る。究極には、死をも厭わず果敢に相方を襲う……。生物が子孫を残す逞しい技術は驚きの宝庫! 誰でも知っている生き物たちの、意外な生態をコミカルなイラストとともに愉快に紹介。●嫌われ者のゴキブリは、交尾もねちっこい! ●オシドリの夫婦は不倫が当たり前? ●アメフラシは3Pなんてメじゃない輪つなぎ交尾! ●クモは手で交尾する? ●ミミズの交尾は世界最長の一週間! (ブルーバックス・2007年6月刊)
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
個々の事例は面白いものばかりだけど,漫画的なイラストよりもちゃんとした写真や図を使ってほしかった.言葉だけだとイメージがつきづらいものが多いようだ.
Posted by ブクログ
遺伝子系の話かと思ったら、生態学の本だった。
身近な動物の求愛行動などを、堅苦しさはなしに実験結果など交えながら、わかりやすく解説している。というかむしろ、下ネタ的発言が随所に散りばめられており、軽い。
どこの先生かと思いきや、自分の大学の遠い先輩だった。
私自身は、子どもを生まなきゃ死ねない……!とは思わない。
ホモサピエンスも生物なのに、子孫を残すことにあんまり執着しなくなったのはいつからなんだろう。
増えすぎたこと、天敵がほとんど皆無になったことが原因なのかしら。
自分がやらなくても、他の誰かがやってくれているし!
それで生きている意味を探したり、自殺をしてしまったり、生物界から逸脱した妙な悩みを抱えなければならなくなったわけか。
知能の発達、恐るべし。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
華麗な求愛パフォーマンスを見せたかと思うと、ときには貢ぎ物を差し出して気を引こうとし、またあるときは騙し、たぶらかして交尾を迫る。
究極には、死をも厭わず果敢に相方を襲う…。
生物が子孫を残す逞しい技術は驚きの宝庫!
誰でも知っている生き物たちの、意外な生態をコミカルなイラストとともに愉快に紹介。
[ 目次 ]
1 男は辛いよ(女形きどりのガガンボモドキ;求愛の餌をただ取りするアジサシ―オスをランキングするメス;浮気、不倫は茶飯事のオシドリ夫婦;師匠と弟子が舞うマイコドリ;アズマヤドリの結納はモダンなあずま屋;交尾中のオスを食い殺すカマキリ)
2 びっくり交尾(ゴキブリのフェラチオ;アメフラシの交尾は輪つなぎ;ドウキョウオサムシの巨大ペニスのお相手は;トンボの三連結は嫉妬か;クモは手で交尾する;飲まず食わず、精力絶倫のオットセイ;シカの角は恋の鞘当て)
3 女も辛いよ(雌雄の出会いは豊饒の海岸―ウミガメ;処女生殖で亭主を産むミツバチ;しもべの繁殖能力を奪うシロアリ)
4 愛の極致(飲まず食わずでメスを追うカイコガ―性フェロモン;ミノムシの愛の極致;アカテガニの求愛大移動;恋の光、明滅の哀歓―ホタル)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]