【感想・ネタバレ】再会のレビュー

あらすじ

小学校卒業の直前、悲しい記憶とともに拳銃をタイムカプセルに封じ込めた幼なじみ四人組。23年後、各々の道を歩んでいた彼らはある殺人事件をきっかけに再会する。わかっていることは一つだけ。四人の中に、拳銃を掘り出した人間がいる。繋がった過去と現在の事件の真相とは。<第56回江戸川乱歩賞受賞作>

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

今まで読んできた中で過去1衝撃度が高かったと断言できる気がする!ドラマで面白いな〜と思って原作がどうしても読みたくなったので、買って読んだらページを捲る手が止まらなかった、、、 

4人それぞれが大切な人を思いやる気持ちがとても強く、自分の人生を犠牲にしてきた…

佐久間兄は本当にどうしようもない人間だった…
23年前の事件の真実に関係なく、どう転んでも誰かは佐久間兄を殺していたように思う… 人殺しは許されないけど、同情したくなるくらいクズだった…

でもやっぱり許せないのは小杉!人を殺しただけでなく、たくさんの人の人生を潰してきたわけで、、
まさか淳一が撃っていなかったなんて…
その真実がわかっても今までの淳一の失われた分の人生が返ってくるわけじゃない… 直人の全てを見ていた罪悪感から苦しんできた人生も、圭介の父親を殺された苦しみも、、、

あまりにも凄すぎて長文になりました、、、
でも私には衝撃度が高すぎる小説でした!!




0
2026年02月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2026年1月のドラマ版『再会 Silent Truth』から入り、その後に横関大の原作『再会』を読んだ。読んでまず感じたのは、事件の骨格や真犯人の動機、発砲回数、弾丸の残りといったミステリーの核はほとんど同じなのに、作品全体の印象がかなり違うということだった。

その差をもっとも強く感じたのは、飛奈淳一の人物像である。ドラマ版では、過去のトラウマを抱えながら刑事となり、人を愛することにも不器用な、どこか透明感のある人物として再構成されていた。一方、原作の淳一はもっと無骨で粗暴だ。麻雀もパチンコもするし、酒に酔って博美に暴力をふるってしまう危うさもある。その分、捜査情報を漏らす点も含め、ひとつながりの人物像としてはむしろ一貫しているようにも見えた。

南良刑事が原作では男性、ドラマでは女性になっている点も印象的だ。こうした人物造形の違いが、同じ事件を描きながら作品の肌触りを大きく変えている。原作を読んだからこそ、伏線の置き方や距離感の演出に支えられた、ドラマ版の映像的な巧さがよくわかった。

0
2026年05月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ドラマ鑑賞後に読む。あくまでも原作とドラマ比べの感想なのでご容赦頂きたい。ドラマの南良刑事、江口のりこが凄い演技だった。原作は男性だった事が面白く、引き込まれた。ドラマ目線で読むのだが・・・江口のりこが如何に南良刑事を魅力的にした事がわかる内容だと。原作の南良刑事が飄々とした爽やか切れ者なのだが江口のりこは遠目に画面にうつると、なんかちょっと気になるのだ。話し口調と竹内涼真の肩に顎をのせたりなんかして、タップダンスのせいかもしれないが。
ドラマの竹内涼真は良い苦悩ぷり。手を何度も洗うシーンが心の傷をあらわしていて、そこに万季子を想ってる感情ものせて恋愛ドラマとして見応えを作った。『じゃあ、あんたが作ってみろよ』での演技と逆なのだ。苦悩しまくる顔と汗と「僕が拳銃を撃ちました」シーンの泣きはよかった。
まさかまさかの同棲相手を殴ってしまうという原作内容で、ガックリしてしまったが、それがトラウマとして書かれている違いに驚いた。原作版だと直人がいかに万季子を想っているか。その事が切々と伝わってきて、それを小学生のキスしようとするシーンで竹内涼真が万季子を想ってると変化させた脚本家の腕に驚いた。
ドラマ版では、ちょっと情け無い圭介と直人だが、原作では圭介も直人もながい尺のせいか、心情がよく伝わった。特に私は直人の想いに共感する事が多かった。ドラマでも直人役の渡辺大知が拘置所のシーン、何故万季子が好きなのか丁寧に描かれて納得の内容だ。
この本があなたの視点や考え方を変えた部分は何ですか?とあるが・・・。直人が万季子を守るため身代わりになろうとした事は美しかった。うーん。しかし、子供の万引きを隠すため人殺ししたら、まずいと思わなかったのか?「人殺しの子供といじめられないか?」と原作で言ってるし。
万季子は浅はかでしかない。


0
2026年03月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ドラマが面白かったので原作を読んでみました。
ドラマではミステリーよりも恋愛要素が強く、子供時代の初恋をそのまま抱き続けてる4人の姿にあまり共感ができなかったので、その点では原作の方があっさりしてて好きだった。
ドラマのまきこと純一の惹かれ合う姿は原作には一切ない。(個人的にはラブストーリーがあまり好きじゃないのでその点がとても良かった)

▼ドラマと原作との違い▼
・昔から純一とまきこに恋心はない
・純一はアルコール依存症でDV男
・ひろみは元キャバ嬢(でもいい子なのは変わらない)
・南良刑事は男性
・当時流れ弾で巻き込まれた一般人は主婦
・まきこと純一には一切恋愛感情がないので
 必然的に正樹は圭介が面倒見ることになりそうな展開(そこまでは描かれない)

ドラマを見てから原作を読んでよかった点は、頭の中でドラマのメンバーが動いてくれるのでとてもイメージしやすいところ。
そして細かい設定は違えど、メインのストーリーは全く同じなのでドラマを思い出しながら少しずつ細かい設定を肉付けしていけるところ。
小杉署長が持ち去った現金の行方も本で分かりすっきり。

ただ、ドラマと違って過去の事件はもう時効になってるので小杉署長の処分は上層部に託される形になっている点や、純一とひろみの今後、正樹や圭介の今後の関わり方などは描かれず、読者の想像力に託される感じの終わり方なので好みは分かれるかも。
南良刑事は原作でもよかった。

ドラマのように恋愛要素を求める人は原作は読まなくて良いし、私は原作の方が展開も早く、それぞれの時点で描かれるのでみんなの感情が分かりやすく、恋愛要素もないのでストーリーに集中できて好きだった。

0
2026年03月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

23年前、強盗犯によって射殺された警察官の息子圭介と、万季子、直人、淳一の幼馴染4人は、圭介の父の拳銃を持ち去りタイムカプセルに埋めた。
23年後、直人の腹違いの兄秀之が殺される。素行の悪い秀之は、弟の直人をはじめ多くの人から恨みを持たれていた。警察の捜査の過程で、秀之を射殺した拳銃は23年前に4人が持ち去った圭介の父のものであると発覚した。過去の秘密とタイムカプセルのことを知っているのは圭介たち幼馴染の4人のみ。誰がタイムカプセルを掘り起こし、秀之を殺したのか。
4人はそれぞれ、過去の事件に囚われて生きてきた。現在の事件の真相を解明することで、過去の出来事の真相が明るみになる。

0
2024年08月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

あらすじを読み、なぜ小学生が拳銃を隠したのか?から入り、23年前の事件を中心に4人それぞれのパートで過去と現在が語られる。
当初から4人以外の黒幕が居そうな雰囲気を漂わせながら、単なる脇役と思われた南良刑事が探偵役となり23年前に事件も解き明かす点は意外性を感じた。
後半に様々な点をやや強引に結びつけた感はあるものの南良刑事の過去も繋がった所で読者に「なるほど」と思わせる展開は良かったと思う。

0
2025年05月28日

「小説」ランキング