あらすじ
ある日、「助けて」とわたしの手が書いた。最強の幼なじみで送る極上の学園怪奇ストーリー!!!! 美麗な画力と鋭いギャグセンスで注目の実力派作家・御影夏の初長編連載作!! 幼なじみの高校生・太一としのは、ある日から、人ならざる怪奇が見えるようになり、同時に不思議な能力にも目覚めてしまった。しのの能力は、他人の心を書き写す、「ゴーストライター」と呼ばれるチカラだった……!!
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ちょっと不思議な厄怪物の連作
太一君とよしのさんのコンビ、割と分かりやすいです。よしのさん、ちょっといわゆるアホの娘っぽいですが、彼女の共感力とかがこの作品のキーポイントでしょうし。
生徒会の面々も出てきて、ちょっとバトルっぽくもなっていました。
紙袋をかぶっている男の存在も不思議です。
よしのさんの自動書記能力と対になるような能力を持ったペアが最後に出てきて、続きが気になります。全3巻、購入済みなので、一気に読んでみようとは思います。
ただ、やはり今の連載作品の方がストーリー等、こなれているので、この辺は人に歴史あり、でしょうか。
Posted by ブクログ
ホラーかと思ったら学園能力ものでした。
と、事前情報皆無の状態で購入。…正直、帰宅して「…あれ? …買ったっけ…?」と思うほどに購入動機が希薄だったりします。…大丈夫か、私。
そんな感じに期待や予想があやふやなまま読み始めたわけですが、思いの他面白かった(失礼な)。
とはいえ、特殊な能力に目覚めた少年達の怪異譚という、もはや手垢が堆積してしまったジャンル・展開にはそれほど感じるものがないのです。
面白いのはやはりキャラクター。特にヒロイン・しのの天然&トラブルメーカーっぷりが良い。そして、それに巻き込まれ振り回されてしまう主人公・太一の世話焼き具合が可哀想&微笑ましいです。
更に能力「ゴーストライター」の設定が上手くできていて、話の導入と解決の糸口、そしてしのの性格を表現するツールとして大活躍しております。…正直、強力すぎるけど(苦笑)。
絵柄が安定しないというか、しののキャラだけ浮いてるように見えるのが多少難点ですが、可愛いからよしとする! 妙にエロっぽいし!!
2巻以降の女子の活躍に期待したいところですねぇ。
…それにしても、こんな可愛い幼馴染がいる時点で、「毎日を楽にてきとうに過ごそう」とか虫が良すぎるだろう、勝ち組め!!>太一