【感想・ネタバレ】江戸幕末滞在記 若き海軍士官の見た日本のレビュー

あらすじ

王政復古直前に来日したデンマーク人が、フランス公使ロッシュの近辺で見聞した貴重な体験を綴る。将軍慶喜との謁見の模様やその舞台裏、横浜の大火、テロに対する緊迫した町の様子、また、日本人のきれい好きから悪習や弱点までも指摘。旺盛な好奇心、清新な感性、鋭い観察眼と洞察力。若き海軍士官が幕末日本の姿を鋭く鮮やかに描く。(講談社学術文庫)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

エドゥアルド・スエンソンはデンマーク人だがフランス海軍士官として幕末の日本に滞在。下関戦争で燃える建物を海上から目の当たりに見たり、大阪に来た薩摩藩の侍に睨まれたり、なかなか恐い経験をした。また最後の将軍にも大阪で拝謁した。大阪の庶民はは立派な軍服を着た外国人を見てゲラゲラ笑いっぱなしだったらしい。
彼にとって芸者の舞いも三味線も退屈きわまりなく、遊郭の女性の化粧、食事の時ゲップをする大名に不快感を隠さない。
でも彼は後年日本に戻り、海底ケーブルを設置して明治5年に長崎とヨーロッパに通信出来るようにし、非常に貢献している。

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2011年05月18日

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