感情タグBEST3
Posted by ブクログ
おもしろかった!
医学って、もともとはすごく身近なものだったんだなってことがわかる
本当に歴史、ていう感じで、
難しい専門用語も全然出てこないし、すごく読みやすい
ただ、解説にもあったけど、参考文献が載ってないのが本当に残念!
量がすごいから、あったらもっとよく理解できたと思う
個人的には佐渡出身の語学の天才・司馬凌海さんが気になる
生まれて育ったけどそんな人きいたことないよ
Posted by ブクログ
医師として、具体的な病気と医療の記述に終始しながらも、医学とは社会学であり政治学であるとの気概が滲む、これは思想書と言ってもいい。
医学史は、部分と全体および治療と予防というような対立軸をいまもって揺らぎ続けている。どちらに向かうかは人々の要請ではなく権力の都合である。
安定と混乱の間の危機状態こそ医学の立ち位置であり、それは政治のアナロジーである。
Posted by ブクログ
先に読んだ、『医学生のための医学史』と、内容は似てます。ただし、この本のほうが歴史学的な見分が強い印象。
単純に医学の進歩を知りたいなら『医学生のための』だが、歴史的背景や解釈など加えるにはこの本は手厚い。
医学生諸君は、勉強が飽きたらでもいいかな、って本。
Posted by ブクログ
ひと対ヒトの戦争の歴史は 人間の愚かさを実感するが、ひと対シッペイの医学の歴史は 人間の賢さを実感する。
医の哲人たちの言葉が いい。医学発展の歴史の中で アジアの役割が大きかったのは 誇らしい
Posted by ブクログ
古代ギリシャの医学(と言っても、この頃は総合学問かな?)から現代に至るまでの医学の歴史を概説している。
中国やインドにも言及しながら、上手くまとめられていると思う。
時系列と内容別とお互いに折り合いをつけながら書き進めている。
ただ、どうしても名前が多くなる上にそれぞれの派閥の主張を混ぜると更にややこしい事になるので、さらーっと読み流した。
偉人伝にありそうな逸話は少ないから印象が強くないけど、難しすぎずいいんじゃないかな。