あらすじ
人類の歩みは絶えざる病との格闘であった。患者への温かい眼差しをもって治療に当たり、医療・医学の根源からの探究を志した病理学者が、人間の叡智を傾けた病気克服の道筋とそのドラマを追う。興味深い挿話、盛り沢山の引例、縦横に飛ぶ話柄。該博な知識と豊かな教養をもつ座談の名手が、洗練された名文で綴る人間味溢れる新鮮な医学史。(講談社学術文庫)
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Posted by ブクログ
おもしろかった!
医学って、もともとはすごく身近なものだったんだなってことがわかる
本当に歴史、ていう感じで、
難しい専門用語も全然出てこないし、すごく読みやすい
ただ、解説にもあったけど、参考文献が載ってないのが本当に残念!
量がすごいから、あったらもっとよく理解できたと思う
個人的には佐渡出身の語学の天才・司馬凌海さんが気になる
生まれて育ったけどそんな人きいたことないよ
Posted by ブクログ
医師として、具体的な病気と医療の記述に終始しながらも、医学とは社会学であり政治学であるとの気概が滲む、これは思想書と言ってもいい。
医学史は、部分と全体および治療と予防というような対立軸をいまもって揺らぎ続けている。どちらに向かうかは人々の要請ではなく権力の都合である。
安定と混乱の間の危機状態こそ医学の立ち位置であり、それは政治のアナロジーである。
Posted by ブクログ
医学の通史。先史時代から現代までの医学や医療、その手法やアプローチ、哲学の変遷などを地域的にも広く書かれている。はじめは信仰や宗教との関わりがあり、それから物理や化学との関わり、そして公衆衛生などで政治とも関わり、科学の発達とともに倫理とも関わっていく。どの分野からの興味でも新たに知れることがあるのじゃないだろうか。
Posted by ブクログ
先に読んだ、『医学生のための医学史』と、内容は似てます。ただし、この本のほうが歴史学的な見分が強い印象。
単純に医学の進歩を知りたいなら『医学生のための』だが、歴史的背景や解釈など加えるにはこの本は手厚い。
医学生諸君は、勉強が飽きたらでもいいかな、って本。
Posted by ブクログ
洋の東西を問わず、医学に関する歴史を一冊の本にまとめたものです序盤サクサク読めたのですが、レオナルド・ダヴィンチ からコッホ、パスツールまでがあまりに淡々としているので眠くなってしまいました。後半は知っている偉人が出てきたので再びサクサク読めたのですが、医学について門外漢な私には逸話などの記載があるとイメージしやすかったかなぁ。
Posted by ブクログ
古代ギリシャの医学(と言っても、この頃は総合学問かな?)から現代に至るまでの医学の歴史を概説している。
中国やインドにも言及しながら、上手くまとめられていると思う。
時系列と内容別とお互いに折り合いをつけながら書き進めている。
ただ、どうしても名前が多くなる上にそれぞれの派閥の主張を混ぜると更にややこしい事になるので、さらーっと読み流した。
偉人伝にありそうな逸話は少ないから印象が強くないけど、難しすぎずいいんじゃないかな。