あらすじ
「家族だから、言えなかった」最後に明かされる真実に、あなたは涙する。修行中のパティシエ、里菜。七日後にフランス留学を控えた彼女の元を一人の少年が訪れる。遠い親戚だという彼が現れた夜、父が殺され、実家の洋菓子店が火事になった。警察は素行不良の里菜の兄に疑いを向けるが、そのとき第二の殺人が起きる。すべての始まりは十年前。大切だからこそ生まれる家族の秘密。
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Posted by ブクログ
家族関係ものミステリー
プロローグでのお母さんのお葬式のシュークリームは兄がのちに起こす妹へのエールの伏線だった。
矢野透というおじさんが子供たちの恋愛にそこまで首を突っ込か?という疑問と、陣内義春の気持ちの理解に苦しむ場面もあった。
しかし通してみると、段落が4段構成で題名も分かりやすく、スッキリ読めた。面白かった。
Posted by ブクログ
★3.5
長男、かなりヤバいやつだと思ってたけど、不器用過ぎるだけだった。
日菜の息子、陽介は父親のエゴに振り回されて、そんな時に朝宮1家に出会って変わっていく。
里奈も、亡き姉日菜の忘れ形見、陽介に出会って、変わっていく。
お父さんが遺したシュークリームを、お父さんの店で作って、お父さんの葬式で配る、長男の想いがラストで一気に解明されて、胸が熱くなった...泣いた...
長男名前忘れたけど笑、不器用すぎるよー!沈黙のエールって題名が心に響きますね。
いつか里奈が日本に帰ってきて、お父さんのシュークリームを、陽介のマーケティングで販売されるのが楽しみ