【感想・ネタバレ】琉球王国 東アジアのコーナーストーンのレビュー

あらすじ

海の通商王国=琉球。その繁栄の糸口は明の倭寇対策にあった。国家の中枢に食い込み交易の実務を担う華僑たちの実像。「死旅」と呼ばれた中国皇帝への進貢の旅の実際、薩摩支配下での中国・日本「両属」を巧みに使い分けた生き残り政策など、新史料を駆使し新たな琉球像を提示する。(講談社選書メチエ)

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Posted by ブクログ

かつてアジアの海を縦横無尽に駆け巡った商人たちにより、繁栄した琉球王国。
通商を担った華僑たちと、明の倭寇対策など、中世東アジアの海を舞台としたドラマです♪
中国への朝貢は琉球に富をもたらしましたが、実際に北京にまで赴く使節にとっては「死旅」と呼ばれるほどのの過酷さでした。
琉球王国の成立から、薩摩の侵略とそれに対する抵抗、日本と中国(明・清)双方のパワーバランスを利用した生き残り、近代の日本への編入など、琉球が辿った歴史を綴っています。
琉球の氏姓制度や王室・貴族の形態についても知ることができます。

ニン、トン♪

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2009年10月04日

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