あらすじ
古来、人類はさまざまな「知」を記録し、蓄積してきました。だからこそ人類は地球生物の王者たりえたといえます。ところが、このかけがえのない知的財産がいま、次々と失われています。劣化する活字・映像、守るべき人々がいなくなり消滅する芸術や伝統技術。このままでは現代は、後世から見て「記録が空白」の時代となってしまいます。この危機に瀕した「知」を守り、未来に遺そうという取り組みが「デジタル・アーカイブ」です。(ブルーバックス・2015年2月刊)
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Posted by ブクログ
人類の知の遺産
残しておく必要がある
人は忘れる
今の世界があることを当たり前に思ってしまう
人類の成してきた積み上げが連綿と続いているのだ
脳に全ての情報を保存できるわけではない
外部に保存しておく必要がある
しかし、災害、劣化など避けては通れない課題がある
デジタルはこれらの課題は乗り越えるが、突如消滅という課題がある
それでも、現在の最適な解決策であると思う
「公的な保証」
やはりこれは必要だ
絶対的に守られていくことを願う
そして、恣意的に歴史が歪められないように
Posted by ブクログ
デジタルアーカイブについて、知りたくて購入。
”最前線”とは書かれているが、2015年発行にして、すでにやや古さを感じてしまうのは、情報社会のスピードの速さなのか。いずれにしても、デジタルアーカイブの用語理解や、その背景にある歴史等を学ぶには、最適な良書だと言える。