あらすじ
人工的な延命で利殖を得ようとした"ガラス屋敷"の一家だったが、20年後に長男の一郎が冷凍睡眠から目覚めた時、脳細胞への影響から冷酷無残な人間と化していた! 人間の欲と冷酷さを追究し、掲載誌「COMコミック」の休刊により未完に終わった悲劇の大作! 個性的な短編を集めた『ショート・アラベスク』も併録。
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Posted by ブクログ
ガラスの城の記憶」は、手塚作品にしては珍しく未完です。そしてこの時期(1970年代前半)の手塚作品に共通して見られるように、否定的かつ破滅的なお話です。冷凍睡眠⇒永遠の命というようなテーマ設定は『火の鳥』にもリンクしていて、実際『火の鳥:生命編』とほとんど同じ描写もあります。主人公一郎の歪んだ性格が怖い…。
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『ガラスの城の記録』(手塚治虫漫画全集MT322『ガラスの城の記録』)収録
『ショート・アラベスク』(手塚治虫漫画全集MT239『ショート・アラベスク』)収録