あらすじ
「なかよし」の人気ホラーコミックをノベライズ化!友だちに関する怖い話を集めました!理想の友だち/美少女は学校にこない等収録。絶叫ライブラリーへようこそ!午後4時44分になると、あなたの学校の図書館に絶叫ライブラリーがあらわれます・・・・。ギギーっと扉があいたら、もう出られない!世界で一番怖い話を、さあ、どうぞ。
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Posted by ブクログ
人生において素晴らしい存在である友達。友達がいれば、ちょっとの事でもなんだか楽しい。そう思えてしまう程大切な存在。でも、そんな友達も些細な事ですれ違い、それがとんでもない恐ろしい体験を呼び込む事だってあるのです。
少女向け雑誌「なかよし」もホラー系の小説を出していたことには驚き。しかも、このシリーズは計四冊。リボンに比べると圧倒的に少ないが、それでもなかなか多い。三大少女向け雑誌のすべてがホラー系の書物を出しているのか。少女向け雑誌なのでやはり身近なものがテーマになりやすいようだ。今回のテーマは「友達」。日常生活を送るうえでなくてはならない存在の友達が絡んだ話が全4編。友人と送る楽しい学校生活を過ごしていた主人公たちが、些細なすれ違いや、思い込みで急速に恐怖の縁へ引きずり込まれていく。「あそこで、ああしておけば回避できたかもしれない」という話が多かったが、主人公のそれまでの内心での葛藤を読むと、そういう展開も納得。自分が一言謝ればすむ問題なのに、変に意地をはってしまうのもわかる……。特に怖かったのはエレベーターの話。丸く収まるかと思いきや最後にそうくるかー!という感じ。 どの話も最後まで気が抜けない。