【感想・ネタバレ】項羽と劉邦の時代 秦漢帝国興亡史のレビュー

あらすじ

鴻門の会、四面楚歌――『史記』の虚実を読み解く。「秦を滅ぼすものは必ずや楚ならん」――。中国を最初に統一した秦帝国は、なぜ短期間で滅んだのか。なぜ農民出身の劉邦が項羽に勝利したのか。秦と楚、2つのシステムという観点から「鴻門(こうもん)の会」「四面楚歌」に代表される『史記』史観をとらえ直し、漢王朝成立までのドラマを描き出す。(講談社選書メチエ)

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Posted by ブクログ

日本では三国志に匹敵する人気の『項羽と劉邦』の楚漢戦争。
ややもすれば両雄の人物評価(強いけど感情的でケツの青い項羽と、度量が広くて老獪な劉邦)に帰せられがちな勝因を、当時の社会システムという観点から捉え直す。
遺跡から出土した木簡・竹簡を基に、『史記』の虚実を読み解き、双方の政策から勝敗を分けた要因を分析しています。
秦の始皇帝による中国統一から、秦の滅亡、楚漢戦争と劉邦による中国再統一まで。
「秦漢帝国」という言葉が持つ意味とは?

ニン、トン♪

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2009年10月04日

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