【感想・ネタバレ】漁民の世界 「海洋性」で見る日本のレビュー

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Posted by ブクログ

日本人は陸に封じられた魚である、という表現が面白い。
田植えの時にイワシを食べ、山村の神事でも魚を供え、漁村の祭りでも米は欠かせない。
半農半漁とは、農家と漁師が半々ではなく、1人が両方やることで、集団で移住してきた人たちは、移住元の習慣を頑なに守るのではなく、移住先の習慣に染まり切るでもない。

日本のありようって、階層やラベルで分けられるようなものではなく、文化人種の、地域によってグラデーションがあるだけのカオスな坩堝なのかもしれない。

ここまで書くと、
和の精神は同調ではなく尊重にあり。
なんてまとめたくなるけど、そんなキレイにはいかねーよ。
故にカオスなんだから…。、と思ってみたり。

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2014年01月15日

Posted by ブクログ

[ 内容 ]
なぜ田植えのときにイワシを食べるのか。
山村でも神事の供え物には海の魚を使うのか。
日本文化の基層としての海洋性。
村落共同体ともノマドとも異なる漁民たちの「ゆるやかな定住」。
知られざる海の生活から見えてくる「もう一つの日本」。
柳田国男以来の硬直した日本観の見直しを迫る画期的論考。

[ 目次 ]
序章 「海洋性」を抱く「山島」
第1章 海洋性とは何か
第2章 地先沿岸漁村という世界
第3章 海を求めた日本人
第4章 地先沿岸漁村の交流のかたち
第5章 出漁漁民の移住集落という世界
終章 日本文化の基層としての「海洋性」

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[ おすすめ度 ]

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2010年07月14日

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