【感想・ネタバレ】ラン・オーバーのレビュー

あらすじ

湊里香が転校してきてから、クラスは一変する。いじめのターゲットにされても動じない彼女はあるとき伊園を呼び出した。湊に秘密を知られた伊園は、言われるがまま同棲生活をスタートさせる。不思議な彼女は伊園にあることを提案する。それはいじめのリーダーカップルに反撃すること。はじめは気乗りしなかった伊園も、次第に湊の意見に賛同するようになる。いじめのターゲットの原を巻き込み、三人の過激な反逆が始まる。

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古のガガガ文庫で時々出ていたスクールカーストものの一つかと思いきや…講談社?
先行作品では田中ロミオ『Aura』『灼熱の小早川さん』や秀章『脱兎リベンジ』、江波光則『ストレンジボイス』が挙げられるか。
しかし毛色としては『ペイルライダー』に近い、狂人たちが「正常な」システムたるスクールカーストを物理的に破壊するスプラッタな作風となっている。

彼らはそのシステムから直接被害を被ったわけではない。だがそれはそれとして、不都合で目障りだから破壊する。なんであれ、叩き潰す。

『Aura』は箱を作り変えた。『脱兎リベンジ』は別の箱を用意した。『ストレンジボイス』は箱に期待するのを辞めて殻に閉じ籠った。

そしてこの『ラン・オーバー』は箱を壊し続ける物語である。

#ドロドロ #ダーク

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2024年06月18日

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