【感想・ネタバレ】新装版 捨て童子・松平忠輝(中)のレビュー

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Posted by ブクログ 2019年11月04日

夏の気配が全く
無くなり
晩秋の夕焼けが真っ赤に
西の空を彩る頃になると
無性に読みたくなるモノが
時代小説です
それも 淋しい夕暮れ時には
できるだけ すかっとしたものが良い

それで
手に取るのが
隆慶一郎文士

いつものことだか
陰の一族
歴史の裏側で
蠢いていた
人たちの活躍が
これでもか
...続きを読むと繰り広げられる

隆慶一郎さんの
傀儡子一族への愛しさあふれる
描写を読めるのは
寒くなりかけた
この季節には
まことによろしいのです

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Posted by ブクログ 2015年11月26日

 成長した忠輝の魅力といったら、欲なく、争いごとが嫌いで、庶民の立場にたて、冷静で客観的に判断し、しかも南蛮語や医術に長け、というほど非の打ちどころがないほど。
 比較される秀忠は官吏としての才能はあるはずだが、ここでは臆病で猜疑心の強い人物に。家康は軍事・官吏・政治手腕のある人物に。
 やがてキリ...続きを読むシタン禁令、そしてイスパニア派遣への遣欧師という史実にからんでくる。ここでも支倉常長が剣の達人として、常人ならない強さと、忍耐強さが抜きんでて描かれている。支倉常長も知りたい、と思った。
 些事になるが、家康は駿府を一つの独立国として、城を造り、軍を置き、貿易の収益を集めたという史実が、今の静岡に残っているのか? 気になった。
 次から次へと膨らんでゆく作品です。

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Posted by ブクログ 2023年01月04日

隆慶一郎最後の長編「捨て童子・松平忠輝」。上中下全三巻の中巻。

生まれ持った性質が曲がらずに、とにかく最大の成長曲線を持って成長した忠輝。
彼の境遇を鑑みると、これは奇跡でしかないのではないか。

読み終えたトータルの感想は下巻で。

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