あらすじ
地球上の都市が「消滅」した世界…かろうじて遺された資源で人々が暮らす花原村。そこに転校してきたカラン。20XX年穴ぼこだらけになったニッポンで3人娘が世界の謎に挑む!? 大石まさるが描くちょっと未来のSFジュブナイル!
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Posted by ブクログ
世界中の都市が消滅し、青い月が見える様になり、イホージンと呼ばれる怪人が徘徊するようになった世界。
そんな世界を当たり前のものとして育った子どもたちの話。
あくまでもメインは子どもたちで、世界観はオマケという感じ。
イホージンを排し嘗ての文明を取り戻そうと躍起になっている大人たちを尻目に、イホージン・キッチュと仲良くなっていく様子を見るのが楽しい。
凸凹四人組の頭脳であり、まとめ役のイラは、気が強くて優しくて、病的ファザコン。
タイトルの中に唯一名前が入っていないし、モノローグの多さから見ても彼女が主人公だろう。
最後の照れた表情が堪らく可愛い。
絵に関しては微妙。
背景やモブまで同じような太い線で書き込み、ベタを多用するのでゴチャゴチャしている。
キッチュというコンセプトに合わせたものかもしれないが、何を描きたいコマなのか、一見して分かりづらい事が多かった。
冒頭のカラーだとそうでもなかったので、漫画向きじゃないのかもと思った。